Xで拡散中の「嵐の大野智さんが大麻取締法違反で逮捕された」はデマ。所属事務所が法的措置をとると発表
SNSのX(旧Twitter)で11月28日より拡散している「嵐の大野智さんが大麻取締法違反で逮捕された」というデマ情報について、所属事務所のSTARTO ENTERTAINMENTは11月30日にこれを否定。あわせて名誉毀損行為として法的措置をとると発表しました。
暴露系インフルエンサーが投稿し、拡散
問題の情報は11月28日の午後、暴露系インフルエンサーとしてXで活動中のエンターテイナー折原氏が投稿したもので、「【未確認情報】今詳細調べてるから確定したら公開するけど、逮捕の話が上がってるのは嵐の大野智。罪名は大麻取締法違反」との内容でした(現在は削除済み)。
この情報を掲示板サイト『爆サイ.com』の公式ツイッターアカウントが週刊誌の記事のキャプチャ画像とあわせて取り上げたことで、Xでさらに拡散。記事執筆時点で約2,900万回も表示される事態となっています。
これらの情報の拡散を受けて、Xでは「嵐の大野智さんが大麻で逮捕されたというのは本当ですか?」と騒ぎになり、一時はXのトレンドに載るほどの話題となっていました。
STARTO ENTERTAINMENT「名誉毀損行為として法的措置をとる」
このデマの拡散を受けて11月30日、嵐の大野智さんが所属する事務所の株式会社STARTO ENTERTAINMENTは「当社契約タレント・大野智についての大麻取締法違反による逮捕などという虚偽の内容の記事・投稿の事実を強く否定する」と発表。
あわせて「これらの悪質な記事やSNSの投稿に対し、名誉毀損行為として法的措置をとることをお知らせいたします」と法的措置をとることも発表しました。
エンターテイナー折原氏は謝罪
STARTO ENTERTAINMENTの発表が出された後、エンターテイナー折原氏は問題の投稿を削除し、「この度は未確定情報を調べる。として、タレコミを基として公開調査を行ったことでお騒がせてしまい、STARTO ENTERTAINMENT様ならびに「嵐」の大野智様に対してご迷惑をおかけしてしまいましたこと、深くお詫び申し上げます」との謝罪を発表しました。
根拠不明の情報の拡散に注意
今回のデマの事例では、当初は「未確認情報」という注意は書かれていたものの、その後、拡散していくにつれ「未確認情報」がなくなっていき、真実かのように伝わっていってしまいました。
エンターテイナー折原氏が謝罪文で「今後は公開調査などは行わず、より慎重な対応を徹底し、再発防止に努める所存」と書いているように、未確認情報の取り扱いには慎重さが求められます。
また、それを見た人もそうした情報を拡散しない判断力が必要です。「これって本当?」が「これ本当なんだって!」に変化していく事例は多くあります。
根拠不明の情報を拡散するひとりにならないよう、注意してください。