【日本人には謎】韓国ドラマによく出てくる不思議な行動!Part334:伝統的な色使いには意味がある他
みなさん、こんにちは~!
暑い夏には涼しいお部屋で韓国ドラマ鑑賞もいいですよね~!
この「韓国ドラマによく出てくる不思議な行動シリーズ」では、日本人には馴染みのない韓国特有の習慣や文化を分かりやすくお伝えしています。
韓国ドラマへの理解がより深まる内容となっているので、韓国ドラマ好きの方、お見逃しなく♪
今回は、韓国の時代劇の中に出てくる不思議を集めてみました~!
それでは、さっそくこちらからどうぞ!
「韓国の伝統的な色使いには意味がある・・?!」
韓国の伝統衣装は時代劇でよく目にしますが、色使いがとてもカラフルでぱっと目を引きますよね。
これは「韓服(ハンボク)」と言われるもので、日本では「チマチョゴリ」として知られています。
今でも、結婚式などの祝いごとの場面や旧正月などの名節で着られることが多いです。
韓国ならではの色使いが印象的ですが、なぜこんなにもカラフルで鮮やかな色を使っているのか気になりませんか・・?
それには「五方色(오방색)/オバンセク」というものが関係していたんです!
「五方色」は、黄・青・白・赤・黒の五色が主要な色とされています。
これは、中国の「陰陽五行思想」に由来する韓国の伝統的な色彩概念で、それぞれの色に異なる方角や象徴的な意味があります。
五方色の持つ力で身につける人の身を守ってくれるとされ、子どもの伝統衣装や結婚式で新郎新婦が着る衣装などにも取り入れられています。
五方色以外にも、「五間色/오간색(オガンセク)」といって、緑・碧・紅・紫・硫黄の五色から成るものがあります。
これらの色も五方色と同じように、それぞれが特別な意味を持っています。
私たちの生活にはあまり縁がないように感じられるかもしれませんが、実は身近なところで目にすることができるんです。
日本でもよく食べられているビビンバにも五方色が取り入れられていますよ。
肉や野菜のナムルなど5つの異なった食材が並んで、白いご飯の上できちんと五方色が表現されています。
また、「九節板/구절판(クジョルパン)」という宮廷料理も同じく、五方色の概念が料理に生かされているんです。
九つに仕切られた器の中に8種類の異なった食材が入っていて、真ん中にある薄い皮でそれらの食材を少しずつ包んでいただきます。
料理以外にも、伝統工芸品や装飾品などでもカラフルな色使いがされています。
お土産で人気の韓国の伝統的な風呂敷である「보자기(ポジャギ)」や、女性が韓服につける「노리개(ノリゲ)」という装飾品にも伝統的な色彩が使われていますよね。
また、宮殿などの歴史的建造物の柱や天井などにも、色鮮やかな伝統的な色使いがされているのを見ることができますよ。
五方色を取り入れた韓国ならではの色使いは、身近なところにもたくさんあることが分かりましたね♪
どんどんいってみましょう~!
「大昔はブランコに大人も乗ってた?!」
時代劇を見ていると、女性がブランコに乗っているシーンがたびたび出てきます。
今も公園の定番として欠かせない遊具なので、昔からあったなんて不思議に感じますよね。
韓国時代劇ドラマ、「王女の男」や「緑豆の花」では、ブランコを漕ぐ女性を男性が後ろから支えたり、押してあげたりする様子が描かれたシーンが出てきます。
美しい伝統衣装に身を包んで颯爽とブランコを立ち漕ぎする姿は、とても絵になるので印象に残ったという方もいるかもしれませんね。
そんな様子を温かく見守る男性の姿は愛情に溢れていて、胸キュン必死のシーンとして描かれることも多いです。
ちなみに、どのドラマでもブランコに乗っているのは女性ですよね~?
実は、当時の女性たちの娯楽としてブランコが親しまれていたという理由があったからなんです。
高麗時代から存在していたといわれるブランコは、現代のものとは少し違っていて、丸太や木材に縄をくくりつけ、その縄を大きな木の枝に結んで作られていました。
乗り方にも違いがあり、ドラマに出てくるように立ち漕ぎでスピード感を楽しむ乗り方が一般的でした。
女性の娯楽がブランコだったのに対して、男性の娯楽の人気は相撲だったようですよ。
今でも親しまれているブランコや相撲が、大昔から楽しまれていたとは驚きですね~!
いかがでしたか~?
韓国の時代劇は難しそうで敷居が高いと感じられるかもしれませんが、色鮮やかな伝統衣装や当時の風景を再現したセットなど、目を楽しませてくれるところも魅力ですよね。
今回ご紹介した不思議を探しながら、ぜひドラマも見てみてくださいね!
それでは、また次回お会いしましょう~♪
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