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21歳チェンジアップの貴公子が単独トップの8勝目 代表入りの可能性高まる<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
単独トップの8勝目を挙げたウォン・テイン(写真:サムスンライオンズ)

12日の韓国KBOリーグは、昨晩雨天中止のロッテジャイアンツ-KIAタイガース(プサン)がダブルヘッダーで編成されるもこの日も中止に。4試合が17時開始で行われました。

サムスンライオンズ-NCダイノス(テグ)はサムスンの先発、21歳のウォン・テイン投手が好投。2回に3つの四球でピンチを招いたのを除き、危なげない投球を見せました。7回98球を投げて被安打3、三振4、失点は6回表にNCの4番ヤン・ウィジ選手に喫した12号ソロの1点のみでした。

ウォン・テイン投手はテンポの良い投球で140キロ台後半の速球を見せ球に、得意の120キロ台中盤のチェンジアップで、空振りと凡打を重ねていきました。

試合は3回に3点、4回に1点を挙げたサムスンが4-1で勝利し、ウォン・テイン投手はリーグ単独トップの8勝目(3敗)を挙げています。

7月に予定されている東京オリンピックに参加する韓国代表の投手陣は、若手中心になることが予想される中、ウォン・テイン投手が代表入りする可能性が高まっています。

◆「SSGに日本の社会人野球経験者が加入」

SSGランダーズは左腕のハン・ドゥソル投手の獲得を発表しました。ハン・ドゥソル投手は光州一高卒業後、履正社医療スポーツ専門学校に入学。2017年まで社会人の履正社学園でプレーし、18年にKTウィズに育成選手として入団しました。しかし同年オフに戦力外となり、軍服務後を経た後にSSGの入団テストを受け、今回プロ復帰を果たしています。

<きょうのアン・グォンス(安田権守、トゥサン)>

ハンファイーグルスとの2軍戦で、9回裏にセンターの守備に入りました。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が4試合の結果です。

◇6月12日(土)の結果

・LG 3 - 8 トゥサン(チャムシル)

 勝:ホン ゴンヒ

 敗:チェ ソンフン

・SSG 5 - 4 キウム(インチョン)

 勝:ソ ジンヨン

 敗:チョ サンウ

・KT 7 - 2 ハンファ(スウォン)

 勝:デスパイネ

 敗:チャン シファン

・サムスン 4 - 1 NC(テグ)

 勝:ウォン テイン

 敗:シン ミンヒョク

・ロッテ 中 止 KIA(プサン)

 ダブルヘッダー第1試合

 勝:

 敗:

・ロッテ 中 止 KIA(プサン)

 ダブルヘッダー第2試合

 勝:

 敗:

⇒ KBOリーグ順位表(ストライク・ゾーン)

⇒ 2021年 韓国プロ野球日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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