カーショウが続けていた奪三振ありのストリークが423登板で途切れ、継続中のトップに立ったのは…
クレイトン・カーショウ(ロサンゼルス・ドジャース)は、7月31日の試合で、4イニング目を終わらせることなく降板した。3.2イニングで7失点(自責点3)。与四球は1ながら、被安打は6本を数え、奪三振はなかった。
この日は、通算427登板目。先発マウンドに上がったのは、424試合目だ。これまでの先発423登板は、いずれも三振を奪っていた。
ESPNのオールデン・ゴンザレスは、ESPNスタッツ&インフォによると、マウンドからホームまでが現行の距離になった1893年以降、レギュラーシーズンの先発423登板で続けて奪三振ありは最も長く、それに次ぐストリークは、トム・シーバーの先発411登板とノーラン・ライアンの先発382登板、と報じている。
カーショウのストリークが途切れ、代わって継続中のトップに立ったのは、ランス・リン(セントルイス・カーディナルス)だ。先発マウンドに上がった338試合とも、少なくとも1三振を奪っている。カーショウとリンのストリークは、キャリア最初の先発登板からだ。シーバーとライアンのストリークは、そうではない。
カーショウは、メジャーリーグ17年目の36歳。リンは、13年目の37歳だ。通算の奪三振は2950と2003。奪三振率は9.76と9.03を記録している。
ちなみに、ポストシーズンを含めると、カーショウの先発登板で奪三振ゼロは、2度目となる。昨年のディビジョン・シリーズ第1戦は、1回表に被安打6本――そのうちの4本が長打――で6点を取られ、内野ゴロによる1アウトしか取れずにマウンドを降りた。
リンは、ポストシーズンの先発9登板も、すべて奪三振ありだ。カーショウとともにポストシーズン出場の昨年は、カーショウとボビー・ミラーに続き、ディビジョン・シリーズ第3戦の先発マウンドに上がり、3回裏に1イニング4本目のホームランを打たれたところで降板したが、2回裏に1三振を奪っている。