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39歳。目指すは日本一。浮気する暇があったらトレーニングをします~おみおじリポート(48)~

大宮冬洋フリーライター
自撮り写真を頼んだら妙なポーズで撮影した中島さん。良き変人です(中島さん提供)

※2020年10月21追記。中島さんはお見合い申し込みをいただいた女性と真剣交際に入りました。当然ながら、新たなお見合いはしていません。ご了承いただき、彼の成婚退会を一緒に願っていただけると幸いです。

※2021年3月16日追記。中島さんはオネット活動開始から半年が経過し、自動退会となりました。中島さんはお見合い申し込みをいただいた女性との真剣交際が続いています。良き縁になることを祈りつつ、見送りたいと思っています。

※2021年5月4日追記。今年3月に自動退会となった中島さんですが、真剣交際をしていた攻めオネット会員の女性との婚姻届を提出したとの報告がありました。彼らのなれそめはこちらをご覧ください。オネットの有効活用法も語ってくれました(こちら)。中島さん、お幸せに!

せっかくお見合いしたのに「次」に進めない人たちへ

 こんにちは。大宮です。自分の周囲にいる独身男女の婚活を前のめりで支援する「お見合いおじさん活動(略称:おみおじ)」を婚活パーソナルトレーナーのマチコ先生と一緒に推進しています。お世話させてもらう独身者をオネット(大宮ネットワーク)会員として認定し、婚約を目指す活動です。オネット会員の種類(受けor攻め)と募集についてはこちらをご覧ください。

 僕たちがおみおじを再開してから半年ほどが経過しています。以前の反省を踏まえていろいろ改善したので、週2、3組のペースでお見合いを組めているんです。でも、「真剣交際」に発展したのは今のところ1組のみ。恋愛体質ではない人たちなので仕方ないかなとは思いつつ、お見合いしたらせめて何度かデートしてみてほしいと思っています。

 マチコ先生は「婚活疲れをしていると相手の良いところは見えにくい」「会話の波長が合うことを重視している人が多いけれど、誠実な人が緊張している場合は最初から波長なんて合わない」「全体として『嫌じゃない』と思ったら次に進むべき」などと指摘。いずれも30歳以上でそろそろ結婚したい人には有用なアドバイスだと思います。この動画にまとめたのでよかったらご覧ください。

深夜残業はなく、土日は休み。転勤の可能性もなく、年収は600万円

 さて、今週の新しい受けオネット会員をご紹介します。東京都内で業界団体職員をしている中島健太郎さん(仮名、39歳)です。大学院を修了後はITエンジニアとして新聞社に入社したそうですが、大好きなスポーツができないほどの不規則な勤務体系だったと振り返ります。

「月6回も徹夜で働いていたかと思えば急に休みになったり。職場には女性がいなかったこともあり、デートなどはできないまま8年間が過ぎました」

 このままでは生活が成り立たない、と現在の勤務先に転じたのが7年前。深夜残業などはなく、土日は休めています。転勤の可能性もなく、年収は600万円ほど。仕事も生活も充実していると中島さんは顔を輝かせます。

「パワーリフティングという競技をご存じでしょうか。バーベルを肩に担いで屈伸するスクワット、横になってバーベルを胸につけて上げるベンチプレス、床からバーベルを引き上げるデッドリフトの3種目で合計の重量を競うスポーツです。私はこの競技で国体出場経験があり、現在もトレーニングを続けています。目標は40歳代での日本代表になることです」

 ちなみに学生時代はボクシングのプロライセンスを取得。学生ボクサーとして戦っていたとのこと。個人競技をストイックに突き詰めるタイプなのでしょう。

 インタビュー中は真面目な表情で話しまくっていた中島さん。雑談に入ると笑顔になり、そこをマチコ先生はすかさず指摘しました。

「笑うと目がなくなる男性、好きな女性は多いですよ。特にオンラインでお見合いは緊張するし、話す間合いが取りづらいと思います。一方的に話してしまいがちなので、ときどき相手にも質問するように意識してみてください」

カメラマンの友人のモデルになったときの写真。この肉体美!(中島さん提供)
カメラマンの友人のモデルになったときの写真。この肉体美!(中島さん提供)

酒は飲まない。でも、他は結婚相手と折り合いをつけて生活したい

 アクション俳優のように精悍だけど、一途で不器用な雰囲気を漂わせる中島さん。結婚願望を高めたきっかけは新型コロナウイルスです。

「コロナで出場予定の大会がなくなってしまい、将来のことをいろいろ考えました。やっぱり女性と一緒に暮らしたい、できれば子どもを育てたい、と思ったのです」

 生活に余裕がある現在は、スポーツを通した出会いもあります。しかし、中島さんは日本一を目指して食事制限もしているため、普通のスポーツ好き女性とは折り合いをつけることが難しかったです。

「結婚してもスポーツは続けたいので、毎日のようにワイワイとお酒を飲まないと気が済まないという女性とは合わないかもしれません。でも、結婚生活は相手次第のところが多いと思います。あくまで他人同士なので、お酒以外のことは折り合いをつける努力をするつもりです」

 うーん、なるほど。「生活とは晩酌だ」と感じている僕は中島さんとは一緒に暮らせません(当たり前ですけど)。でも、それほどお酒好きではなく、中島さんと同じように何かに打ち込んでいる女性ならば大丈夫なのではないでしょうか。中島さんは両親が定年までそれぞれ働いていたため、できれば共働きで豊かな結婚生活をすることを望んでいます。そして、浮気は絶対にしない自信があるそうです。

「そんな時間があったら睡眠をとって体力を回復するかトレーニングしたいです」

 いい意味で「変わり者」な中島さん。補完し合えるような女性と出会えるといいですね。僕とマチコ先生が全力で応援します!

大会が終わったらこんなものも食べます、とのこと。スイーツ男子ですね(中島さん提供)
大会が終わったらこんなものも食べます、とのこと。スイーツ男子ですね(中島さん提供)

※文中のオネット会員は仮名です。中島さんの詳細プロフィールやマチコ先生と大宮による超実践的婚活アドバイス(ヤフーの有料記事です)を読みたい方はこちらをご覧ください。

フリーライター

僕は1976年生まれ。40代です。燦然と輝く「中年の星」にはなれなくても、年齢を重ねてずる賢くなっただけの「中年の屑」と化すことは避けたいな。自分も周囲も一緒にキラリと光り、人に喜んでもらえる生き方を模索するべきですよね。世間という広大な夜空を彩る「中年の星屑たち」になるためのニュースコラムを発信します。著書は『人は死ぬまで結婚できる』(講談社+α新書)など。連載「晩婚さんいらっしゃい!」により東洋経済オンラインアワード2019「ロングランヒット賞」を受賞。コラムやイベント情報が読める無料メルマガ配信ご希望の方は僕のホームページをご覧ください。(「ポスト中年の主張」から2017年3月に改題)

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大宮冬洋が自分の周囲にいる独身男女に声をかけて引き合わせる、お見合いおじさん活動「オネット」(大宮ネットワーク)の舞台裏をご紹介。オネット会員の匿名のプロフィールやお見合いの様子、成婚&退会者インタビューのほか、チームメンバーの婚活講師マチコ先生による婚活必勝アドバイスもお届けします。また、本連載の購読者は無料オプションとして、会員とのお見合いを希望することもできます。

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