【横浜市】中華街の老舗「聘珍樓」がもうすぐ閉店。惜しみながら平日ランチをレポします。
中華街の名店「聘珍樓(へいちんろう) 」の横濱本店が、2022年5月15日で閉店するというではありませんか…!
3月に公表された突然の閉店の知らせに、ショックを受けた方も多いと思います。
日本最古の中華料理店「聘珍樓」
創業明治17年、現存する日本最古の中華料理店。関東大震災や戦後を乗り越えて、中華街の繁栄を牽引してきた、中華街のキングオブ老舗です。
幸いなことに「本店移転のための一旦クローズ」だそうですが、移転先の場所やオープン時期などは今のところまだ公表されていないようです。
※他の店舗や同系列の聘珍茶寮 SARIO、ザ・カフェは平常通りの営業です。
聘珍樓 横濱本店は、筆者が故郷九州から横浜に移住してすぐ、引越しを手伝ってくれた両親と食事をした思い出のお店でもあります。
円卓を囲んで、これから始まる横浜ライフの不安を少なからず希望に変えてくれた存在。
横濱本店が閉まる前にもう一度食事がしたくて、友人とランチに伺いました。
個室でいただく平日コースランチ
2名以上で個室が利用できるのは嬉しい限り!
平日ランチは税込3,300円(サービス料は別途10%)、内容は週替わりです。
- 二種前菜の盛り合わせ
- スープ
- 選べるメイン1
- メイン2
- 本日のチャーハン
- デザート
高級中華店の個室利用コースランチで、このお値段はコスパ良すぎます。
「野菜もたっぷり食べたいね」と別途オーダーした「有機野菜と揚げ麺のサラダ」税込1,300円。一皿2人前ですが、写真は一人分に取り分けていただいたものです。
以下が平日限定ランチの内容となります。
二種前菜の盛り合わせ
牛ひき肉と豆腐のスープ
2種から1つを選べるメインは、友人と一つずつ頼んで、シェアしました。
湯葉巻きのオイスターソース煮込み
ハチノスの沙茶醤煮込み
鶏もも肉の香味ソース
本日のチャーハン
杏仁豆腐
どのお料理も素材の持ち味を生かした「しみじみ美味しい」と思えるものばかり。
中華独特のガツンとくる油濃さはなく、あっさりシンプルで統一されていると思います。
一皿ごとに上品で奥深い味わいがいつまでも心に響いて、幸せ...。
美味しいお料理はもちろんの事、個室であることも有難く、中華街の喧騒から逃れてゆっくり食事の時間を楽しませていただきました。
そのうえ、店員さんの心遣いや距離感も心地が良い。
改めて老舗の貫禄を再認識したランチ訪問となりました。
さよなら、中華街大通りの聘珍樓横濱本店…。
移転のためとはいえ、中華街大通りに面した「横濱本店」が5/15でなくなってしまうことは寂しいですね。この地に130年余り、在り続けてこられたのだから…。
ヒトの人生より長い年月、代々伝承され中華街を見守り牽引されてこられたと思うと胸に込み上げてくるものがあります。
ウィキペディアの聘珍樓情報によると、「聘」は迎える心、「珍」は尊ぶ心。また、別の意味で、「良き人、素晴らしき人が集まり来る館」という意味を持つそうです。
場所とお店の中身が変わろうと、聘珍樓イズムそのまま、横浜の地にカムバックしてほしいと願います。
聘珍樓 横濱本店
【住所】横浜市中区山下町149 中華街大通中央
【4月以降の営業時間】
平日
ランチ 11:30~15:00(L.O.)
ディナー 17:00~21:00(L.O.) 22:00閉店
土日祝
11:00~21:00(L.O.) 22:00閉店
【休館日】
4月4日(月)、4月11日(月)、4月12日(火)、4月18日(月)、4月19日(火)、4月25日(月)、4月26日(火)、5月9日(月)、5月10日(火)
【電話番号】045-681-3001
【提携駐車場】中華街パーキング
お一人様3,000円以上で2時間無料
公式HPはこちら
※4月27日から5月13日の期間、平日限定「今週のランチ」の提供はありませんのでご留意ください