「キズをつけてしまった」うちの車につけられたメモ。相手の態度に意外なほっこりした結末に!
オランダ在住で日本人夫婦の日常生活を漫画ブログ等で発信している樫山ひかです。
自宅周辺の駐車場事情は、市が管理している路駐となっています。縦列駐車が基本で停めるのですが、その車のまわりには自転車も多く停まっています。
「どのくらいのキズだろ?」と確認しにいくひかさん。
オランダの車事情として、「多少当たったくらいでは運転に支障がないため弁償してくれない」そうです。
日本だと「ドアパンチ」などでも謝罪や修理になったりしますが、こちらではそのくらいでは鼻で笑われるレベル。たとえ警察を呼んだとしても「動くじゃん」で終わってしまうこともしばしば。多少のキズをつける、つけられるは仕方がないということですが…。
だからこそ、メモを置いて名乗ってくれた対応に逆に驚いてしまったそうです。
オランダ語でtrekhaakっていうもの。牽引したりするときに必要なんだけどこれを装備している車も多いらしく、これが縦列駐車時にバックしてきてバンパーや、ナンバープレートにめり込むなんてことも。それなのでナンバープレートは、これのせいでみんなベコベコになっているようです。
確認したキズは小さく、それ以上大きなキズもつけられたままになってたりするので悩んでしまった二人。
そしてメモを置いた人物が現れたのだけど、とても震えていて…。
自分からぶつけておいて「小さいキズだろ」や鼻で笑う人たちばかりを見てきてた二人は、「きっと相手がどんな人かもわからず、緊張して怖い思いして待ってたんだろうなぁ」と想像してしまったと言います。
それだけ反省している人に二人は全力の笑顔で対応します。
<人の正直さに触れるとこっちも優しい気持ちになれるね>
「ぶつけられたと知った時は怒りマックスだったけど、そんなのもふっとぶくらい謝ってくれてたし」とひかさんは言います。わざわざ直してもらわなくても良かったと思ってるそうです。
「ぶつけられて良かったわけじゃないけど、誠実な人に出会えて自分たちが優しい気持ちになれたのは本当に良かった」と締めくくる夫婦二人。
本来ならモヤモヤや怒りの気持ちで終わりそうですが、ほっこりした気持ちに二人はなれたそうです。
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