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藤井聡太叡王(20)に挑戦するのは誰か? 1月、叡王戦本戦トーナメント開幕

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 藤井聡太叡王(20歳)への挑戦権を争う第8期叡王戦は段位別予選が終わりました。昨年ベスト4以上の4人。段位別予選を勝ち上がった12人。合計16人がこれから本戦トーナメントを戦います。

 前期は出口若武五段(現六段)と服部慎一郎四段(現五段)が挑決で対戦。出口五段が勝って藤井叡王への挑戦権を獲得し、規定により昇段を決めています。

 五番勝負では藤井叡王が3勝0敗(1千日手)で出口六段の挑戦者を退け、2連覇を達成しています。

 出口六段は今期1回戦、永瀬拓矢王座と対戦します。

 永瀬王座は九段戦で丸山忠久九段、渡辺明名人、羽生善治九段と、本戦トーナメントで戦うような強敵を連破してきました。

 1月10日には東京・将棋会館において本田奎五段と山本博志四段が対戦します。現在は本棋戦恒例の「見届人」募集中です。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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