11月23日はお赤飯の日「塩野」さんの来年もリピートしたいひとくちサイズのお赤飯でお祝いを
皆さん、新米はもう召し上がりましたか?飲食店などでも、新米入荷しましたなどという表示がちらほら。ご家庭では購入なさっていなくても、ランチやテイクアウトのお弁当などで召し上がったという方もいらっしゃるかもしれませんね。
さて、その新米。10月上旬前後から市場に出回りはじめ、ネットショッピングなどでも手軽に購入できるようになります。けれども、毎年11月23日・新嘗祭(にいなめさい、しんじょうさいetc)までは食べないという方も。
新嘗祭はその年の収穫を神前に奉納する大切な行事。和菓子屋さんでも、新嘗祭を境に新米の糯米を使用したお赤飯や大福が出回ることも。更に11月23日は、お赤飯の日でもあります。今回は1947年創業、かつては料亭が建ち並んでいた街の赤坂に暖簾を掲げる「御菓子司 塩野」さんの御赤飯をご紹介。
非常に濃厚な臙脂色に思わず視線が釘付け。艶やかで糯米のひとつぶひとつぶがはっきりとした輪郭を保ったまま、美しいきらめきを放っているのも印象的です。一般的なお赤飯はもっと淡い小豆色ですが、塩野さんの御赤飯は割れにくいとされているささげ豆を使用し、更に小豆の渋を追加しているとのこと。着色料ではなく、あくまでささげ豆と小豆が織り成す自然な色合いというのも見事ですね!ふっくらとした小豆ではなく、割れにくくやや小ぶりで実がしっかりと詰まったささげ豆を採用することも、目にも鮮やかなお赤飯となる秘訣のひとつかと。
食感はもちもちとしているものの、米粒ひとつひとつが口の中でほろほろとほどけていくのであっさりとした食べ口。ちょこんとまぶされた黒胡麻塩のおかげで、糯米とささげ豆のやわらかな甘味や旨味が適度に引き出され、これは万人受けしそうなお赤飯だといえるのではないでしょうか。
実は塩野さんでは、ここ数年毎年11月上旬から本日11月23日の新嘗祭まで毎日お赤飯を販売していらっしゃいます。大きさもあ1個約40グラムの一口サイズのものから2.5号、一升とサイズ展開も豊富!通常は一升からの完全予約制となっております。
ぜひ来年の新嘗祭前には、ぱくっと手軽にお赤飯をいただきながら、ご家族や同僚と一緒に日頃の労働をねぎらい合うというのも乙なおやつの時間なのではないでしょうか。
<御菓子司 塩野>
公式サイト(外部リンク)
東京都港区赤坂2-13-2
03-3582-1881
10時~18時(土曜・祝日は17時迄)
定休日 日曜