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楽曲派はチェックすべき、新世代ガールズ・ユニットcallmeの音楽的魅力!

ふくりゅう音楽コンシェルジュ
callme:RUUNA、MIMORI、KOUMI

楽曲派と呼ばれる、音楽ファンの間で人気が高まりつつあるガールズ・ユニットcallme(コールミー)。リーダーのRUUNA、ダンス担当のKOUMI、作曲担当のMIMORI、さらに作詞はメンバーそれぞれが担当するという、セルフ・プロデュース力の高い新世代アイドルとして話題の20歳の3人組だ。サウンド・プロデュースには、残響レコード所属のアレンジャーRumb(Yohey Tsukasaki)を迎えている。

そんなcallmeが、3月19日(日)、ワンマン・ライブ『Ultra callme happiness』を、音響設備に定評あるヤマハ銀座スタジオにて行なった。

オープニングはダークかつ高揚感強いエレクトロ・ナンバー「Awaking」からスタート。続いて、ソウルフルかつファンクなダンスビートを堪能させてくれる「I’m alone」をプレイ。一味違う感性の鋭さは、ダンスと共鳴するジャジーなセンスを観れば伝わるはず。

信頼を持てる安定感あるMCに続けて歌われたのは、3月22日(水)リリース新曲『Bring you happiness』のカップリングに収録された10分を超える組曲的なポップチューン「It’s own way」だ。

ジャンルは異なるが、まるでX JAPANの30分を超える代表曲「ART OF LIFE」を彷彿とさせるかのような、自身の紆余曲折なヒストリーを具現化する熱い10分を超えるナンバーながらも、海外EDMポップなアイコナ・ポップやチャーリーXCXを彷彿とさせるシンセフレーズを取り入れるなど、絶妙なキャッチーさを聞かせてくれた。

続いて注目すべきは、新曲「Bring you happiness」だ。callme史上もっともハッピーでポップな展開のナンバーは、物流応援 ! パレットPR ソング(日本パレット協会公認)として生み出された。当日は、会場のセットも「Bring you happiness」のミュージック・ビデオを彷彿とさせるステージだったことにも触れておきたい。

サブスクリプション型音楽サービス、Spotify公式プレイリスト『キラキラポップ:ジャパン』でもピックアップされた、跳ねるピアノがクールに美しい「Confession」にも注目したい。

90年代を駆け抜けたオルタナティヴな伝説的なロックバンド、COALTAR OF THE DEEPERSを彷彿とさせるシューゲイザーちっくなサウンドを奏でる「Take my time」も熱い。callmeは、異種格闘技的な対バン・イベントが似合うのではと、妄想を膨らませてくれるナンバーだ。

注目すべきは、メロウにニューウェーヴなアンセム「In my dream」の登場。アップテンポなビートに刹那的なメロディーが繰り広げられるポップ・サウンドの妙。極上のポップ構築力の高さを堪能させてくれたナンバーに心を奪われる。

ラストは、オーディエンスによるハンドクラップでのビートがテンションを高めてくれるポップチューン「My affection」、そして、タオルを掲げ振り回す人気チューン「Run Run Run」によってオーディエンスを盛り上げていく。10代半ばから活動を続け、人間力の高さが伝わってくる絶妙なるMCを挟み、3月22日(水)に発売されたカップリングに収録された「I never know tommolow」をプレイして、ワンマン公演はアンコール無くクールに終了。

楽曲派音楽ファンに注目して欲しい名曲「Confession」、「In my dream」の存在。そして新曲「Bring you happiness」のリリース(カップリングの10分組曲「It’s own way」もチェック)。新世代ガールズ・ユニットcallmeの音楽的魅力に注目して欲しい。

callmeオフィシャル・サイト

音楽コンシェルジュ

happy dragon.LLC 代表 / Yahoo!ニュース、Spotify、fm yokohama、J-WAVE、ビルボードジャパン、ROCKIN’ON JAPANなどで、書いたり喋ったり考えたり。……WEBサービスのスタートアップ、アーティストのプロデュースやプランニングなども。著書『ソーシャルネットワーク革命がみるみるわかる本』(ダイヤモンド社)布袋寅泰、DREAMS COME TRUE、TM NETWORKのツアーパンフ執筆。SMAP公式タブロイド風新聞、『別冊カドカワ 布袋寅泰』、『小室哲哉ぴあ TM編&TK編、globe編』、『氷室京介ぴあ』、『ケツメイシぴあ』など

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