鉛筆をガリガリ噛んでしまう低学年の子の5つの特徴【現役教師が解説!】
ある1年生の算数の時間のこと。みんな真剣に問題に取り組んでるんですが、ふと気づくと、前の席のTくんが鉛筆をガリガリ噛んでる。「あらら」と思って声をかけようとしたら、隣のHちゃんも同じことしてて。思わず笑っちゃいました。
みなさんのお宅にも、鉛筆がボロボロになってしまう子、いませんか?「また噛んじゃったの!」って、叱ることもあるかもしれません。実は、鉛筆を噛んじゃう子にも、それなりの理由があるんです。
今日は、20年以上低学年の子たちと向き合ってきた私の経験から、鉛筆をガリガリ噛んでしまう低学年の子の特徴を5つ挙げてみます。「うちの子、まさにこれ!」って思われる方も多いんじゃないでしょうか。一緒に見ていきましょう。
鉛筆をガリガリ噛んでしまう低学年の子の5つの特徴
1. 考え中のクセ
難しい問題を考えるとき、無意識に鉛筆を口に持っていっちゃうんです。「7+8は...」ってブツブツ言いながら、鉛筆をカミカミ。考えるのに必死で、気づかないんですね。
2. 緊張のあらわれ
新しいことや苦手なことに取り組むとき、緊張して鉛筆を噛んじゃうんです。音読の順番を待ってるとき、鉛筆をモグモグ。緊張すると口が動いちゃうんですね。
3. エネルギーの発散
じっとしているのが苦手で、そのエネルギーを鉛筆に向けてしまうのです。「静かに座ってて」と言われると、逆に落ち着かなくて鉛筆カミカミ。動きたい気持ちがあふれてしまうんですね。
4. 集中力のサイン
実は、鉛筆を噛むことで集中力を高めてる子もいるそうなのです。「先生、鉛筆を噛むとね、集中できるの」と言う子がいました。本当かなと思いますが、中にはそういう子もいるようです。
5. 安心感を求めて
口寂しいのか、鉛筆を噛むことでほっとする感覚を得てるらしいのです。「鉛筆、おいしい?」って聞いたら「うん、甘い。ちょっと落ち着く」って。「甘くないよ!」って思いましたが、心理的な安心感を求めているようです。
まとめ
いかがでしたか?「うちの子、全部当てはまる!」なんて思った方も多いんじゃないでしょうか。でも、大丈夫です。これって、成長過程の一つなんです。
大切なのは、叱るんじゃなくて、なぜ噛んじゃうのか、一緒に考えること。「鉛筆さん、痛いって言ってるよ」とか「かっこいい字を書くには、きれいな鉛筆が必要だね」って、優しく伝えてみるのはどうでしょう。
ちょこっとアドバイス
最後に、保護者の皆さんにちょこっとアドバイス。鉛筆を噛んじゃうからって、イライラしてしまうこともあるかもしれません。でも、「今日は昨日より噛む回数が減ったね」って、小さな進歩を認めてあげてください。その言葉が、子どもの自信になるんです。
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