キャベツの葉っぱが紫色!これって買わないほうがいいの?元スーパーの店員が解説
冬場のスーパーや青果店で、紫キャベツではないのに表面が紫色に変色しているキャベツを見かけることがあります。
これを見て、「本当に食べられるの?」「買わないほうがいいかも?」と不安に思う方もいるのではないでしょうか。この現象について、スーパーの青果担当だった私が解説します。
表面が紫色のキャベツは食べても安全
まず大切なことは、表面が紫色になっているキャベツも安全に食べられるということです。
この紫色はキャベツが寒さにさらされることで、アントシアニンという成分が多く分泌されるために起こります。
この変色は表面だけで、キャベツの内部は通常の白っぽい色をしています。
また、生でも全く問題なく食べられます。
表面が紫色のキャベツは、見つけたら買い!
紫色になったキャベツは、寒さによって糖分が蓄積されていることが多く、通常のキャベツよりも甘みが強い傾向にあると言われています。
寒さにさらされることで、野菜が凍らないように自然に糖分を蓄えるためです。
実際に食べ比べてみると、通常のキャベツよりも甘さが際立っていることがわかります。そのため、加熱調理はもちろん、この甘みを活かして生で食べるのもおすすめです。
まとめ
- 表面が紫色になっているキャベツも食べられる。
- 紫色はアントシアニンの分泌によるもので、寒さが原因。
- 紫色の部分は茹でると色が薄くなるが、生で食べても良い。
- 寒さによる糖分蓄積で、甘みが増している可能性がある。
このように、紫色に変色したキャベツは特別な風味を楽しめるかもしれません。見かけたら、ぜひ試してみてくださいね。
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