上大岡駅からすぐの場所にある炭火焼鳥のお店、「炭火焼鳥 まるざ（○座）」。なんと20年以上も続いている炭火焼鳥の名店です。

炭火焼鳥が美味しく愛され続けているお店ですが、今回取材をさせていただいたところ、細かなところまで感じるこだわりと、背景にあるお客さんを喜ばせたい！というお店の方の想いに感動しました。通っている人でも意外と知らない、お店の方の想いまで取材してきました。

お店の前へ到着！事前予約がおすすめ

電話したところ、「今日は予約でいっぱいだけど、早い時間ならご案内できます」と言っていただき、運よくお店へ入れました！

先日、別の記事で同じ系列店の「焼き鳥 かっぱ」へ訪れましたが、同じ系列ではあるものの、こちらの店内は落ち着いた雰囲気です。大切な友人や家族とゆったりとした時間を過ごしたいときにピッタリだと感じました。

まるざのこだわりは、なんと言っても備長炭でていねいに焼き上げた美味しい串焼き。そして、厳選された美味しいお酒です。

「おすすめの串は何ですか」と尋ねると、白レバーがうちの1番人気だよとのことで、さっそく注文。それからねぎまと、菜の花のカラシ和えが気になったので一緒に注文しました。

気分が高まったところで、注文していた料理が到着！

菜の花のカラシ和え(520円)がやってきました。

一口パクリといただくと……美味しい！口に運んだあとにスーッとカラシの風味がやってきます。辛味は感じず、サッパリといただけて美味しいです。菜の花って春の訪れを感じられて良いですよね。

そして次はねぎま(280円)がやってきました。ずっと食べたかった待望の串焼き、気持ちが高ぶっているからなのか、宝石かのようにキラキラと輝いています。

食べてみると、ジューシーなもも！炭火の香りがふわっと感じて心地が良いです。ネギもシャキッとさを残しつつも表面がカリッとしっかり焼かれています。ももとの絶妙なバランスがたまりません。

最後に1番楽しみにしていた白レバー(260円)もいただきます。タレ、塩、ごま油の3種類から選べるのですが、筆者はごま油で注文しました。白レバーは希少のため、数量限定としての提供ですが、「ここのお店といったら白レバー！」というくらい人気なメニューなのだそう。さあいただきます！

あれ、なんということでしょう。あっという間に口から消えてしまいました。レバーがとろけることなんてあるのでしょうか……。

白レバーは、通常のレバーと比べて脂肪分が高く、フォアグラのようにトロトロとしているのが特徴なのだそうです。これは白レバーが1番人気なのも納得です。

串焼きだけではないお店のこだわり

20年以上もの長い間、地元の方から愛され続けている理由は何でしょう、とズバリ質問してみたところ、意外な答えが返ってきました。

「系列店のお店は、毎日通えるお店をコンセプトに営業していますが、ここのお店は料理の美味しさだけでなく、接客や落ち着いた雰囲気を提供しています。店主が作る焼き鳥のクオリティは非常に高く、私たちは店主と同じく高クオリティの接客ができるように、お店のコンセプトもブレないよう、味だけではなく内装やユニフォームなどの細かい部分までこだわっているんですよ。」

料理のこだわりだけでなく、雰囲気など細部までこだわりが詰まっていることに驚きました。また、串焼きや雰囲気のほかにもこだわりポイントをお聞きすると、焼酎を見せていただきました。

左が霧島、右が飫肥杉（おびすぎ）というお酒なのですが、どちらも宮崎県でしか流通されていないものなのだそうです。知り合いに頼んで取り寄せているそうで、横浜市ではなかなか出会えない特別なお酒です。

また、季節を感じる限定メニューは月に2回ほど更新しているのだそう。理由は、お客さんがいつ訪れても新しい限定メニューを見て、季節感を味わって楽しんでほしいからなんだとか。

炭火焼鳥 まるざは、串焼きが美味しいだけではなく、訪れたお客さんがお店で楽しんでもらえるよう、お店の方の強い想いがあるからこそ長く愛され続けているお店なのだと感じました。初めて訪れる方も、常連の方も、全員が楽しめるような、細かな配慮とこだわり。あなたもぜひ訪れて楽しいひと時を味わってみてはいかがでしょうか。