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【ガーデニング】葉っぱが火傷?見た目台無し!日光で葉が変色する「葉焼け」を回避するには?

グロ子園芸愛好家 / FPライター

こんにちは、ファイナンシャルプランナーで園芸愛好家のグロ子です。

日々の水やりさえ辛い酷暑が続きます。
私も「日々の暮しにお花がないなんて信じられませんわ。オホホ」の見栄をエネルギーにどうにかガーデニングを続けている状態です。
その日々の努力を、わずか数時間で打ち砕くのが「葉焼け」
葉っぱが茶色くなったり色が抜けてしまう、直射日光が原因の高温障害です。
葉焼けを避けるにはどうすればいいのでしょうか?

葉焼けは葉っぱの火傷

葉っぱが火傷するってピンときませんよね。
強い日光に当たると、葉の葉緑素は破壊されてしまい、そこからもう回復することはありません。
軽症なら葉の縁が茶色くなる程度で済みますが、多くの面積が葉焼けした葉は落葉してしまいます。

花でも野菜でも、多くの葉が葉焼けすると、光合成がストップしてしまいます。
続けてすぐに新しい葉が出てこなければ、そのまま枯れていってしまいます。
日の当たる面の葉だけ茶色く変色していたり、まだ若い柔らかな葉が白く縮れている。
葉の色が変わったらまずは葉焼けを疑ってください。

曇りが続いた後にギラギラするような晴れの日がくると、葉焼けは株全体におきてしまいます。
一気に葉焼けになると短時間で枯れるので、葉焼けかウイルス病かの区別がつかないこともあります。

「日陰向き」は葉焼けする

花が葉焼けすると、軽度であっても見た目が台無しになってしまいます。
花苗を購入する時に、ラベルをよく確認して「日向向き」の苗を選んでください。
葉焼けは、品種によってのおきるおきないの差がはっきりしています。

よく勘違いしてしまうのが「高温に強い」と「日向向き」の混同。
「高温に強い」はあくまでも温度の話。
暑さには強いけど日差しには弱いという植物もたくさんあります。

「日陰向き」とあれば、これはもう葉焼けすると思っておきましょう。
日陰が好きということは、すなわち日差しが嫌いということです。
マイナス表現は避けたい種苗会社の意を汲んで、ラベルから真の意味を読み取らなくてはいけません。

環境が変わると葉焼けする

日向向きの植物であっても、急に直射日光に晒されると葉焼けします。
同一の花でも、去年から植えている場合と、数日前に買ってきて植え付けた場合、同じ場所でも後者だけが葉焼けすることはよくあります。

植物は、徐々に慣れることによって強い生命力を発揮しますが、環境の急変には弱い。
葉焼けをさせたくないなら、その場所には前年の秋から植物を定植しておきましょう。
徐々に暑さと日差しに慣れると、同じ環境でも葉焼けがおきにくくなります。

初夏に苗を買って鉢に定植した場合、必ず1~2週間は直射日光に当てず、明るい日陰に置いて下さい。
最初に午前数時間だけ日向に出し、徐々にその時間を伸ばしていきます。
いきなり日向に置くのは厳禁です。

遮光ネットを使う場合

葉焼けは回避する一番簡単な方法は、遮光ネットの中に入れることです。
鑑賞するという観点からは外れてしまいますが、夏中遮光ネットの中で管理するのが葉焼けには一番効果があります。

西日のあたる時間帯だけ遮光ネットの中に入れるのもとても効果があります。
人工的に「午後から曇り」の状態にしたということです。

やってはいけないのが、普段は遮光ネットので管理しているのに、日によっては外に出してしまうこと。
「数日曇っていたのにいきなりのキツイ直射日光」の状態になってしまいます。
これは葉焼けの原因を作っているのと同じことになってしまいます。

夏はしんどいよね…

40年前の気象データをチェックすると、最高気温が30度を超える日は年に数日しかありません。
7月と8月は毎日35度越えの日が続いて当たり前、そんな現在の日本とは違う国だったのです。
葉焼けで花を枯らしてしまっても、もう不可抗力と諦めることも大切。
いちいち落ち込むのは時間の無駄。
だって外国にいるんですもの。

災害級の暑さが続くので、夏は人間の健康が優先です。
ガーデニングの時間が取れない時は、とにかく花を遮光ネットの中に突っ込んでしまいましょう。
枯れたら枯れたでそれがどうした、くらいに開き直ってほしいところです。

いくら花が好きでも、ガーデニングがしんどくなったらすぐに作業をストップして家に入りましょう。
夏の暑い間は休んで秋からガーデニングを再開、というのも大いにあり。
無理は絶対に禁物です。

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園芸愛好家 / FPライター

花、野菜、盆栽、コンポスト、ありとあらゆる植物系お稽古事をやり尽くした園芸歴30年のFPライターです。私の強みは自分で実際に経験した幅広い園芸ネタ。FPとしてコスパよく園芸を楽しむコツもお伝えします。コキア友の会代表(会員私だけ)

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