【小諸市】複雑で魅力的に浮かび上がる懐古園周辺ロマンチックな灯りの世界
小諸は今、夜が楽しい。小諸懐古園では「紅葉まつり」のライトアップ、しなの鉄道小諸駅周辺では「秋灯り小諸2024」が行われ人々の目を楽しませてくれています。紅葉を鮮やかに照らす光に、周囲を淡く照らす光。色だけでなく光のグラデーションが小諸の街をより複雑で魅力的に浮かび上がらせ、飽きることがありません。今回の2つのイベントについて見逃しがないよう、夜に訪れた際のポイントをご説明します。
今年は紅葉の到来が遅く、「紅葉まつり」「秋灯り小諸2024」ともに11月30日まで開催期間の延長が決定。当初の11月17日で終了と思われていた方も、まだまだチャンスがあります。天気予報を確認しながら身繕いを調整して、風邪をひかないようにしながら現地に行きましょう。
まず最初に訪れたのが小諸駅北側にある小諸城大手門。「秋灯り小諸2024」はこちらのエリアもカバーしています。特にここは、いろいろな柄の蛇の目傘の飾りつけが目を引くポイントです。
おや、大手門に近づくと門をくぐった先にも灯りがありますね。
こちらに蛇の目傘はありませんが、シンプルな光の導線に紅葉の赤がいいアクセント。
大手門公園から日没後の懐古園ライトアップを眺めに、しなの鉄道を南北にくぐる歩行者用トンネルに向かいます。
ここでも綺麗な絵柄の光が、トンネルの先へ案内してくれます。
ちなみにこの灯り、トンネル内ですから昼夜問わずこのように点灯。お昼間紅葉狩りに来た方もよろしければ寄ってみてください。
トンネルを抜け出た、ここが重要文化財でもある三の門。幻想的ですね。ここをくぐると懐古園入口の料金所前に出るのですが、夜間は散策料はいりません。
城内に進んだ、こちらが懐古射院横の紅葉。ライトアップの紅葉ヶ丘へは、あともうちょっと。この先の黒門橋を過ぎてすぐそこです。
橋を過ぎた右手にすばらしい景色が出迎えてくれます。以前、城内を巡る人力車の車夫の方が
と教えてくれました。先達はあらまほしきものなり。まさにこのことですね。
さ、それでは次の懐古神社へ向かいましょう。
社殿と紅葉の組み合わせが「ジャパネスク!」と、インバウンドのお客さんにもってこいの一画。
一眼レスカメラを持った方が、ぶら下げられた絵馬越しに紅葉を撮影されていました。上手そうな方の撮影ポイントを遠巻きに確認して同じように撮れば、写真の出来映えを上げるいいテクニックになるかもしれません。
ライトアップされた紅葉もさることながら、噴水の水も鮮やかに捉えることができました。鳥居の直線と噴水の曲線。色の多い世界でモノトーンに近い2つの色合いが入って、ちょっと不思議な気分です。
懐古園のアイトアップを堪能して、もう一度小諸駅北口の停車場ガーデン側へ戻りました。
こちらが小諸駅ロータリーの方向。上から下がったイルミネーションに加え、地面に点在する灯りがやさしく周囲を照らします。
暗くなって、せせらぎの丘に置かれた灯りもよりハッキリと輝きます。
温かい飲み物を片手にこちらに座り、周囲の紅葉や目の前を通過する電車の車窓の明かりを眺めるのも楽しいものとなるでしょう。チャンスは今月中。どうぞ夜の小諸の街へ、ご家族やお友達と連れだって是非お越しください。
【紅葉まつり】
小諸懐古園:長野県小諸市丁 Yahoo!マップ
しなの鉄道小諸駅より徒歩3分
ライトアップ 日没~21時
【秋灯り小諸2024】
実施場所:三の門前、せせらぎの丘
停車場ガーデン、小諸駅前
点灯時間:16時~23時
【関連情報】
小諸市役所HP 小諸城址懐古園