【佐久市】まるで北海道!愛される市民憩いの牧場に黄金色の季節がやってきます
佐久市民に「長野牧場」の愛称で親しまれているのは、佐久市新子田の正式名称「家畜改良センター茨城牧場長野支場」(以下長野支場)。秋の深まりとともに農道に植えられたカラマツの並木が黄色に色づき始めま、ピーク時には燃えるような赤みを帯びた並木が訪れた人の目を楽しませてくれます。今の色づき具合はどうなっているのか、現地を訪ねました。
長野支場の総面積は101ヘクタール。うち種苗増殖ほ場と呼ばれる畑が67ヘクタールを占め、これは東京ドーム(約4.7ヘクタール)14個分に相当する広大さ。その一角、南西のほ場には東西南北に十字に伸びるカラマツ並木の農道が「ランニングロード」として市民に開放されています。
車を走らせ向かった先は長野支場ふれあい広場駐車場。桜の時期にこちらを利用してふれあい広場でお花見をされた方も多いと思います。今回はここからランニングロードへと向かいますよ。
駐車場脇のイチョウの葉も半分以上は黄色の染まり、こちらはもう「見頃」。
駐車場と道を挟んだ長野支場正門脇のカラマツ並木の色づきから、ランニングロードも期待が持てそうです。
ふれあい広場駐車場から近くのランニングコースの入口は北側と東側の2つ。
北側入口は現在2/3が工事車両の通路用になっていますが、1/3は歩行者用に確保されているので大丈夫。
今回は眺めのいい東側入口から入り、ランニングロードの交差点を右折し北側入口へ抜ける周回としました。
長野支場正門前から南に徒歩1分の地点。東側入口に向かう道から見た、八ヶ岳~蓼科山方面の風景です。ここは山の稜線とカラマツ並木のコントラストが映えるビューポイント。北海道のような風景を楽しみましょう。
ランニングロード東側入口付近から振り返ると、浅間山~平尾山がしっかりと見えました。
歩いている後ろにもご覧のとおり美しい風景があります。時には立ち止まって後ろを振り返ってみるといいですよ。
カラマツ並木の下を交差点に向けて進みます。太陽光線の加減もありますが、だいぶ黄色味がかかった色合いになっている様子がうかがえます。
こちらが記事の2枚目の写真(2023年11月22日)と概ね同じ角度の、2024年11月13日の写真。
今年は1週間ほど色づきが遅れていると各地の紅葉情報が伝えています。このことから長野支場のカラマツ並木の紅葉ピークは11月29日(金)と考え、11月の最終週に訪れてみるのがよいでしょう。
ランニングロードの交差点を北側の出口に向かう途中、ふれあい広場の牧舎の方向を見た景色。立ち止まって眺める方角により、様々な遠くの景色が楽しめるのが長野支場の魅力です。
足元にも秋があります。
ランニングロード北側から出たら、浅間山がお出迎え。ここを右へ進みスタート地点の長野支場ふれあい広場駐車場へ到着すれば、総行程1.5kmの周回が完了です。
佐久平へのお買物やお仕事の行き来の合間に、お手軽な「長野の北海道」の景色を是非味わってみませんか。
【施設情報】
家畜改良センター茨城牧場長野支場 ふれあい広場駐車場
長野県佐久市新子田 Yahoo!マップ