日本に勝ち韓国にはドロー… コロンビア監督が両国と対戦した"肌感"を激白 「1対1がより強いのは…」
2023年4月の国際Aマッチウイークが終わった。
東アジアに位置する日本と韓国にはウルグアイとコロンビアが訪れ、それぞれの国と戦った。
そのうちコロンビアは24日にウルサンで韓国代表と対戦し2-2のドロー、28日には日本と対戦し2-1で勝利した。
日本戦後の会見で、ネストル・ガブリエル・ロレンソ監督は日韓両国の違いをこう口にした。
「両チームともに非常に高いレベルにある。すでにカタールワールドカップで証明されていることだ」
その後の内容が興味深いものだった。
「両国の違いについて言うと、韓国の方がより攻撃的で、よりコンパクト。日本は1対1に強い選手がいるという印象」
かつては「日本がより戦術的で、韓国の方が1対1で勝負する」という印象があったものだが…。
日韓両国は2021年3月以降の全カテゴリー(A代表、年代別代表、大学選抜戦)の対戦成績が日本の6勝0敗という「日本圧倒的優位」にある。しかもこの間の総スコアは「18-0」。そんな時代にあって、確かに日本が韓国をプレスやデュエルで圧倒するシーンは多く見られる。
この点、直近で両国と対戦した南米の監督からも同様の証言が出てきたのだった。
ただしこの四月に日本は、韓国が引き分けたコロンビアに勝てなかった。ネストル・ガブリエル・ロレンソ監督は28日の試合後、日本についての印象をこうも話している。
「ワールドカップは大会の規模も大変大きなもので、世界のチームがフィジカルのピークをそこに持っていくための準備を長い期間行う。今日のような親善試合とは集中力には違いがあって当然でもある。また親善試合には世代交代など別のテーマもある。日本は今日、交代でいい選手を投入し、解決策を見出していたと思う」
コロンビア代表は28日の日本戦に先立ち、24日にはウルサンで韓国と対戦。
前半に韓国エースのソン・フンミンに2ゴールを許したが、後半に追いつき2-2のドローで試合を終えていた。ちなみに46分のコロンビアの1点目は日本戦ではベンチ外となったハメス・ロドリゲス(オリンピアコス/ギリシャ)が決めたものだった。
(了)