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2025年春放送開始の連続テレビ小説が待ちきれない!「ぼくらはみんないきている」ドラマのお供に最適

柳谷ナオ和菓子ソムリエ・ライター

ヒーローは作中のみならず、時として時間を経た今も誰かの心にそっと手を差し伸べてくれるような存在。物理的には助けてくれなくとも、その存在が心や誰かと過ごす時間を温かなものにしてくれる存在なのではないでしょうか。

その中のひとりが、「アンパンマン」だと私は思います。ヒーローは決してひとりの力で成り立っているわけではなく、ヒーローだって誰かの応援や支えがあるからこそヒーローでいられることを示してくれた優しくて甘い彼。

やなせたかし先生の作品【てのひらをたいように(2018年・フレーベル館刊行)】のイラストを使用したパッケージは全部で3種類あるそうです
やなせたかし先生の作品【てのひらをたいように(2018年・フレーベル館刊行)】のイラストを使用したパッケージは全部で3種類あるそうです

その生みの親である「やなせたかし先生」と奥様の激動の半生を描く連続テレビ小説、あんぱんが来年より放送開始!そのやなせたかし先生誕生の地である高知県にて、創業昭和27年の和洋菓子屋「浜幸」さんでは放送を記念して素敵なお菓子の販売が始まっております。

今回は浜幸さんの「ぼくらはみんないきている」をご紹介。

ぼくらはみんないきている
ぼくらはみんないきている

こんがり焼けて乾燥した肌をさらりと撫でて、その緩やかな膨らみを堪能。ちょこんと乗っているのは、高知県産の柚子を使用した柚子ピール。まるでベレー帽のようですね、やなせたかし先生もよく帽子を被って公の場に登場していた記憶があります。

上から見ると、まるでベレー帽のようですね
上から見ると、まるでベレー帽のようですね

円平形もあんぱんのような雰囲気を醸しています
円平形もあんぱんのような雰囲気を醸しています

薄皮ながらももっちりとした弾力のある生地。そして小粒ながらもそよそよと鼻腔を擽る爽やかな柚子。イーストを用いたふかふかのあんぱんではありませんが、これぞ和菓子屋さんの焼き饅頭ですね。

パン饅頭らしい薄皮生地
パン饅頭らしい薄皮生地

あんこも粒立ちがしっかり残っており、いくつかは口の中で何度かころころと転がり、しゃきっとした皮の食感とじわりと滲んでくる旨味と、生地ではなくあんこの甘味。そこへアクセントとして柚子のほろ苦さをほんの少し。単調な和菓子にならず、高知県ならではの甘露はお茶請けにもぴったりですね。来春が待ち遠しい限りです。

海洋深層水で炊き上げた粒餡は丸みを帯びた口当たり
海洋深層水で炊き上げた粒餡は丸みを帯びた口当たり

尚、お取り寄せの場合は3個入りから購入できます。

余談ですが、ヒーローではありませんが私のマドンナのひとりは「ドキンちゃん」です。

最後までご覧いただきありがとうございました。

柳谷ナオ

<浜幸・はりまや本店>
公式サイト(外部リンク)
高知県高知市はりまや町1-1-1
088-875-8151
9時30分〜19時

和菓子ソムリエ・ライター

■年間400種を優に超える和菓子を頂く和菓子ソムリエ&ライター。美味しさだけではなく、職人さんやお店、その土地の魅力をいかに伝えるかに重きを置いて執筆中! ■製菓衛生士免許所持・製造・販売・百貨店勤務経験有 ■和菓子・お取り寄せ・お土産・アンテナショップ・都内物産展&催事・和菓子とお酒&珈琲&ノンアルコールとのペアリングなどの執筆や取材、監修を得意としています。

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