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【富田林市】意外な事実!寺内町のすぐ隣に、レトロな木造の富田林聖アグネス教会があります。

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

富田林の宗教施設と言えばPL教団が有名ですが、もちろん日本に古来からある神社仏閣も多く存在しますね。そして意外なことにキリスト教の教会もけっこう多くあるのです。

こちらは富田林にあるキリスト教会の分布の一部です。隣の大阪狭山市も含めて南海金剛駅の近く大阪府道202号森屋狭山線沿いに固まっています。こんなに教会が多い理由は教派(仏教でいう宗派)の違いがあるからです。

こちらは過去のクリスマス前に撮影したカトリック金剛教会のイルミネーションです。世間は既にクリスマスモードですが、キリスト教の教会ではクリスマスより前の日曜日から数えて4つ目の日曜日よりアドベント期間となり、イルミネーションがつき始めます。

こちらは聖ルシヤ教会のイルミネーションです。アドベントとは簡単に言えばクリスマスを迎えるための準備期間で、イエス・キリストの誕生を祝うための準備を4週間以上前から行っています。今年のアドベントは次の日曜日12月3日からとなっています。

さてキリスト教の教会は金剛地域に集中していますが、金剛地域よりも東側にも教会があります。こちらの日本キリスト教団富田林教会は大阪外環状線沿いにあり、2年前に取材したことがあります。

しかし、意外にももっと富田林駅近く寺内町のすぐそばに、キリスト教の教会があります。寺内町は浄土真宗の仏教寺院を中心として形成された町ですが、そんなところにキリスト教の教会があるのは意外な事実!

地図で見ると厳密には寺内町の外ですが、それにしても近くにあります。

寺内町のすぐ近くにあるキリスト教会は、富田林聖アグネス教会と言います。

富田林聖アグネス教会は、英国国教会系の日本聖公会に所属する教会です。

いつ頃建てられたかという明確な情報はありませんが、歴史を感じる木造建築。レンガ造りの教会やコンクリートの教会はよく見かけますが、木造教会そのものが貴重な気がします。十字架がついていないとキリスト教会には見えないかもしれませんね。

ちょうど富田林の寺内町が形成したころに初めてキリスト教が日本に伝来し、江戸時代に禁教になるまで日本に存在していた教会は、このような木造の教会だったと考えられます。

教会というと敷居が高いイメージがありますが、実は信者のものだけでなく、誰でも出席できます。今年は12月24日のクリスマスイブの日が日曜日の礼拝の日と重なるので、興味があれば礼拝に出席というのも伝統的なクリスマス気分が味わえるかもしれませんね。

たとえクリスマス礼拝に出席しなくても、クリスマスを迎えるアドベントの期間に寺内町に行く機会があれば、外観だけでも見学してみてはいかがでしょう。

富田林聖アグネス教会(外部リンク)
住所:富田林市常盤町14-13
TEL:0721-25-8454
アクセス:近鉄富田林西口駅から徒歩6分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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