あなたは大丈夫!?はじめての転職活動でよくある失敗例。
■転職活動でよくある失敗事例
Yahoo!ニュース読者のみなさん、こんにちは。
更新がしばらく滞ってしまいました・・。
第四回となる今日は、
今までは趣向を変えて、私自身が現在転職支援の仕事に従事している中で、
経験した転職活動の失敗事例についてお話してみたいと思います。
普段仕事を通して、あまりにも多くの方が、同じ失敗を繰り返されているのを見るにつけ、前もって、多くの転職者に、正しい知識をつけてもらいたいと思い、この場をお借りして、転職活動で失敗をしないためのノウハウを、お伝えしていこうと思います。
■新卒の就職活動と転職活動の違い
初めての転職活動を行なわれる方は、現職への不満や課題は明確ですが、
それ以外は、どの業界・職種へ転職するべきか等、一切定まっていない方がほとんどです。
そうすると、大手の転職エージェント等に勧められるがままに、
大量の求人にとりあえずエントリー、という新卒の就職活動の時のようなスタンスで
転職活動を進めてしまうケースが散見されます。
新卒の就職活動時であれば、活動を行っている他の候補者も、
皆同学年の学生ですし、企業側もたくさんの学生に対して情報を提供しようと説明会を開催する等、
手厚いフォローや情報提供を受ける事ができます。
ただし、転職活動では、自分がエントリーする求人に対して、
業界の10年選手のベテラン社会人もエントリーする可能性があり、
彼らと競い、比べられる事になりますし、企業としても、たくさんの候補者というよりは、
ピンポイントでターゲットとなる候補者に対して、最初から選考をしていくというスタンスであり、
新卒の時のような手厚い会社説明会や情報提供の場が用意されている事は稀です。
何が言いたいかと言いますと、
エントリー企業・業界・仕事内容に精通した競争相手と天秤にかけられ、
手厚い情報提供もないままに、いきなり本気で選考されますよ!
という事です。
そんな状況の中で、
採用・面接官が、その業界での経験がないだけでなく、
大量の求人にとりあえずエントリーした内の一社
という雰囲気で面接に来た候補者をどう思うでしょうか?
実は、受かるはずの求人さえも、上記のようなスタンスで大量にエントリーする事で、
機会損失をしてしまっている事も、多々あるのです。
実際、一定のコミュニケーション力や能力・経験のお持ちの転職者を
求人企業にご紹介していて、お見送りになる理由で非常に多いのは、
「やりたい事が明確でない」「志望理由が曖昧」「企業の選定に一貫性がない」
だったりします。
考えもなく、大量に求人エントリーするのは、ちょっと待ちましょう。
■「なぜ今私はこの面接にいるのか」を、語るのはマナー
とは言え、自分はキャリアコンサルタントでも人材業界の人間でもないし、
たくさんある業界・求人を見分ける方法も、わかるはずがないでしょ〜
と思われるかもしれません。
それでも、自分自身が何がしたいかは、考える力を持った大人ですので、
意思と時間を使えば、言葉にする事はできるはずです。
自分が求めているものを定義せずに、理想の会社と出会いたい、内定をもらいたい、
というのは、さすがに傲慢ですよね・・
自分が求めている事が決まらないと、エントリーする企業を絞れないのは、
もちろんですが、いざ書類選考が通過して、面接に訪問したとしても、
なぜ、自分が今日この面接に来たのか?を伝える事はできませんよね?
当たり前ですが、「転職エージェントに紹介されたから」と言ったところで、
結果は目に見えています。
であれば、貴重な面接官の時間を奪っているだけですし、転職者にとっても時間の無駄なので、
最初から面接に行くべきではありません。
営業でも、企業の担当者に時間をもらって、訪問したのであれば、
相手の貴重な時間をいただいてまで、
自分が今日訪問した目的・意図について相手側に伝えるのはマナーでしょう。
それが面接となると、意外とできない方がとても多いのです。
なぜならば、そもそも考えもなく大量の企業にエントリーをしているがために、
自分が惹かれる理由が存在せず、強引にひねり出すしかないためです。
そういった事は、百戦錬磨の面接官には見透かされてしまいます。
企業選定・エントリーの前に、まずは自分自身が何を求めているかについて、
言葉に整理する事から始めましょう。
自分が求めている事に沿った求人は、
求人のプロである、【まともな】転職エージェントであれば、厳選して、絞り込んで選定してくれるはずです。
今回お伝えしたかった事は、
エントリー前から、戦いは始まっていますよ!
という事です。
皆さんも、転職活動を検討、始められる際は、是非意識してみてください。
膨大にある求人の中から、どのように自分に合った求人を選ぶべきかに
迷われている転職希望者の方は、私までお気軽にご相談ください(笑)
今回は長くなりました。
今後も定期的に、これからの転職ノウハウ・働き方・「働き方3.0」について、
情報発信・レポートをしていきたいと思いますので、よろしくお願いします!