「史上最も背の高い選手」に並ぶ選手が、メジャーデビューする。その身長はランディ・ジョンソンより高く…
5月6日、ショーン・ジェリー(サンフランシスコ・ジャイアンツ)は、メジャーリーグの試合に初めて出場した。2対2で迎えた7回表に登板し、対戦したセントルイス・カーディナルスの3人を、三塁ゴロ、三振、遊撃ゴロに仕留めた。下のツイートの動画は、三振を奪った場面だ。
身長には、不明瞭なところも多々あるが、はっきりしているメジャーリーガーのなかでは、6フィート11インチ(約210.8cm)のジョン・ラウシュが最も高い。右投手のラウシュは、2002年と2004~13年にメジャーリーグで投げた。
こちらも右投手のジェリーは、身長もラウシュと同じ、6フィート11インチだ。
ラウシュがメジャーデビューするまでは、6フィート10インチ(約208.3cm)のランディ・ジョンソンとエリック・ヒルマンが、最も高かった。この2人は、どちらも左投手だ。「ビッグ・ユニット」の異名を持つランディは、殿堂入りしている。ヒルマンは、1992~94年にニューヨーク・メッツで計49登板。日本プロ野球でも投げ、千葉ロッテ・マリーンズ(1995~96年)と読売ジャイアンツ(1997年)で計59試合に登板した。
ちなみに、2014年に東北楽天ゴールデンイーグルスで7登板のルーク・ファンミルは、7フィート1インチ(約215.9cm)だ。もっとも、ミネソタ・ツインズやロサンゼルス・エンジェルスなどに在籍し、AAAでも投げたものの、メジャーデビューはしていない。2002年に横浜ベイスターズで9登板のジェイソン・ターマンも、6フィート10インチの高身長だったが、AAAより上にはいけなかった。
ジェリーは、2018年のドラフト2巡目・全体45位だ。大学とマイナーリーグでは先発投手として投げていて、ゴロを打たせる投球を持ち味とする。