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ドジャースはグラスナウとセットで獲得した外野手を放出し、内外野を守る選手と再契約へ

宇根夏樹ベースボール・ライター
キーケー・ヘルナンデス Sep 26, 2023(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

 昨年12月のトレードにより、マニュエル・マーゴは、タイラー・グラスナウとともに、タンパベイ・レイズからロサンゼルス・ドジャースへ移籍した。けれども、今年の開幕は、ドジャースではなく、ミネソタ・ツインズで迎えるようだ。MLB.comのホアン・トリビオやESPNのジェフ・パッサンらが、トレードを報じている。

 ドジャースの外野には、左から右に、テオスカー・ヘルナンデスジェームズ・アウトマンジェイソン・ヘイワードが並ぶ予定だ。控えには、内外野を守るクリス・テイラーがいる。テオスカーは、マーゴの加入後、1月にドジャースと契約を交わした。

 ただ、アウトマンとヘイワードの2人が左打者であることからすると、右打者のマーゴを手放さないほうがよかったようにも思える。マーゴは、センターを守ることができる。昨年の先発出場は、ライトが49試合とセンターが32試合だった。

 どうやら、マーゴのトレードと同時に、もう一つ、別の動きが進行しているようだ。パッサンやジ・アスレティックのファビアン・アーダヤによると、ドジャースとキーケー・ヘルナンデスは、1年契約で合意に近づいているという。キーケー自身は、Xに「情報によると…アイム・バック!!!」と書き込んでいる。

 キーケーは、2015~20年と昨年の夏以降に、ドジャースでプレーした。マーゴと同じ右打者だが、ポジションのレパートリーは、マーゴよりも多い。昨年、ボストン・レッドソックスからドジャースへ戻ってからの54試合に限っても、バッテリーを除く7ポジションの守備についている。

ベースボール・ライター

うねなつき/Natsuki Une。1968年生まれ。三重県出身。MLB(メジャーリーグ・ベースボール)専門誌『スラッガー』元編集長。現在はフリーランスのライター。著書『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。

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