【名古屋市中川区】水辺の魅力を発信する社会実験、「PALET.NU」が9月6日スタート
「PALET.NU(パレットニュー)」であなたのやりたいを実現してみませんか?
かつては物流の拠点として多くの企業の倉庫が立ち並んでいた名古屋市中川区に位置する中川運河。
名古屋城築城のときには、加藤清正により石垣の材料等が運ばれたともいわれているそうです。その後、徐々に道路の整備が進み陸運が発展し、水運利用は減少してしまいました。今は憩いの場としての水辺空間へと再生を進めようと、地域住民やアーティスト、企業、大学、行政機関など、さまざまな人々が参加し、活動の輪が広がりつつあります。
この活動の輪をさらに広げ、中川運河の魅力をより多くの方に知ってもらい、体感し皆で活動するための場として、「PALET.NU(パレットニュー)」を中川運河沿いに9月6日より期間限定でスタート(現時点では2025年3月末までの予定)
当時の中川運河の象徴ともいえる三角屋根をモチーフにしたオフィスが完成
「PALET.NU」は、みんなで協力し合い、水辺の魅力を発信しつつ中川運河の再生を目指すプロジェクトです。だれでも参加できます。あなたも一緒に何かにチャレンジしたり、やりたいことを中川運河を舞台にかなえてみませんか?
中川運河の当時の象徴ともいえる三角屋根をモチーフにしたメインオフィスが完成しています。
三角屋根の下には二つのコンテナがパレットのパの文字のように八の字に並んでいます。二つのコンテナA,BのAは会議棟で、Bは展示棟です。A会議棟はミーティングなどに、B展示棟は展示会やマルシェ、ワークショップなどを開催するために市民のみんなが利用することができます。
筆者が取材させていただいた時には、展示棟に三角屋根が立ち並ぶ中川運河をイメージした、地元アーティストの作品が展示してありました。
このように、Bコンテナ内では作品の展示やマルシェなどを開催することが可能です。もうひとつのAコンテナは、ミーティングなどに利用することができます。
公式HPから事前の予約が必要です。基本的にコンテナ使用料に関しては無料です。そのほか必要なものなどは別途相談してください。
コンテナの間にはかつて運搬に利用していた木製パレットを再利用して作られたテーブルや椅子が配置されています。ここで初めてであった人も気軽に会話ができるようにという想いも含められています。
インフォメーションボードもパレットを利用しています。
「PALET.NU」というネーミングもこのパレットにちなんでいて、地域資源の再活用がコンセプトとなっています。NUは、中川運河の頭文字からとっています。
水辺にはステージもあります
水辺にはステージも設けられていて、歌やダンスの発表の場としても利用できますよ。
企画の部門が「こどもアート部」、「暮らしごと部」、「農園部」の三つあります。大人でも子供でも、みんなの提案を募集していますので、ぜひ相談してください。フリーマーケットやダンス、展示会など、コミュニティマネージャーが常駐していますので、お気軽に話しかけてくださいね。
既にいくつかのワークショップなどの企画が決まっていますので公式HPをご覧ください。
少しづつ涼しくなり、川辺をお散歩してみるのもよさそうです。名古屋駅が意外と近くなのです。夜はお昼間とはまた違って点灯した川辺の景色も素敵ですよ。
いかがでしょうか?あなたもやってみたいことやチャレンジしてみたいことを中川運河のPALET.NUでかなえてみませんか?
テーマは自由です、必須ではありませんが川辺や水に関する事であると、さらにより良いそうです。