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カルトから家族友人を守る方法:オウム真理教事件を教訓に

碓井真史社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC
オウム真理教の松本死刑囚ら7人死刑執行 (1999年7月資料写真)(写真:ロイター/アフロ)

< カルトにハマりやすい人、その動機。家族友人がカルトに入った時に、決してしてはいけないこと。そして、脱会のさせ方。>

■オウム真理教事件の衝撃

29人が死亡、負傷者は6000人超。13人の死刑と5人の無期懲役。「日本犯罪史において最悪の凶悪事件」とも呼ばれるオウム真理教事件。

しかも、教祖麻原彰晃の指示で動いた実行犯たちは、金目当てなどの私利私欲で動いたわけではなく、また犯罪暴力集団の中に長年いて犯罪行為に慣れていたわけでもありません。むしろ真面目と言われてた青年たちが、短期間に劇的に変化しています。

そこには、巧みに使われた洗脳やマインドコントロールなどの手法がありました。

教祖逮捕からすでに23年。しかし今も、オウム後継団体は活発に活動を続けています。また、有名無名、巨大少数、仏教系キリスト教系、数多くのカルトが活動し続けている。

オウム真理教事件以後、カルト被害を防ぐ新しい法律ができたわけでもありません。私たちが、カルトについて学び、友人や家族をカルトから守らなければなりません。

■カルトにハマる(入信する)動機、理由

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社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。

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