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誰か助けて!家事の効率化、負担軽減どうしてる?:頼りづらい調整系家事編

リサこフリーライター

名もなき家事が注目されて久しいですが、認識されていない雑事を減らしていくのは時間がかかりますね。

先日からインターネットリサーチやSNSの調査、筆者の実体験も含めて、あれこれ調べてみた結果を数回にわたってお伝えしています!

今回は家族のスケジュール調整について、皆さんどんな工夫をされているのかを調べてみました。

日々の調整はアプリやツールで効率化

子育てと仕事の両立で、最も難しいのは時間管理、スケジュール管理ではないかと感じています。あまり家事とは認識されていないと思いますが、入園入学などの行事のほか、親戚の集まり、旅行や帰省などのスケジュール調整も意外と手間のかかるものです。これも家事と言ってもよいのではないでしょうか。

こうした家族のスケジュール調整をどう進めているのか調べてみたところ、基本的にはみなさん、アプリやツールを活用されているようでした。

何にでも連携しやすいGoogleカレンダー

ベーシックなところではまず「Googleカレンダー」で予定を共有するという方が複数いました。

カレンダー共有のほか、予定が近づいてくると教えてくれるリマインダー機能を活用。さらに、スプレッドシートと併用したり、アレクサと連携させたり、LINEに予定が飛ぶようにしたりと、さまざまな工夫をされています。

ここまできたら、もう完全に仕事の一つですよね。

面白い使い方としてはこんな例もありましたよ。

  • 学校のテストの日を入れて学習計画に活用
  • 小さなお子さんの「初めてできた!」を書き留めて育児記録に
  • 家族の予定や睡眠時間を予定として入れてダラダラ残業を抑制

家族向けで評判が高いのはtimetree

Googleカレンダーに並んで、人気が高いのが「timetree(https://timetreeapp.com/intl/ja)」。

年間行事予定のような確定している予定だけでなく、日付が決まっていない予定を入れられるキープ機能が使いやすいようです。家族の予定は夏休みの旅行や帰省、学校行事や予防接種など時期は決まっているけど、まだカレンダーに入れる状態ではない予定って結構ありますよね。

また、このアプリではto doやメモの共有ができ、予定ごとにチャットもできるので、家族会議の議題を入れておいたり、子どもの買い物リストをまとめておいたりといった形で活用している方もいました。仕事の予定も入れておくと、ここは「納期間近」だからピリピリしていそうなどと相手の状態を察知することもできるのだとか!

アナログな紙カレンダーやホワイトボードも使える

またアナログな方法も意外と支持されています。
定番は家族の予定が書き込めるようになっているカレンダー。他にも、100円ショップなどでホワイトボードを購入し、行動予定を掲示しているお宅もありました。

デジタルツールも色々あるなかで、あえてアナログを採用するメリットは

  • "書く"ことで頭に入る、スッキリする
  • 小さな子どもなども含めて家族全員の目に必ず入る

などがあります。スケジュール管理にスマホやPCを使う習慣がない方であれば、やはり紙の方が間違いないですしね。

筆者は食卓の脇にカレンダーをはって、「明日は遠足だから今日は早く寝ようね」「この日はパパ、遠くでお仕事だから夜いないんだよ」など、未就学の子どもたちに少し先の予定を把握してもらうのに活用しています。

赤ちゃん情報の共有で活躍するのはぴよログ

低月齢の赤ちゃんがいるご家庭で多く使われているのは「ぴよログ(https://www.piyolog.com/)」。子育て中のお医者さんの活用例もあるなど、便利なアプリで、GoogleカレンダーやTimetreeと併用している方も結構いました。

授乳や睡眠、排泄などの育児記録ができるアプリですが、離乳食や予防接種などのプランニングにも使えるようです。未来の日付の日記に離乳食の予定を書き込んだり、レポートを見て赤ちゃんのペースに合わせた行動予定を立てたり。1歳ぐらいまでは特に重宝するアプリです。

デメリットは両方とも使う意識がないと便利ではないこと

なお、どのツールにも言えることですが、前提としてそもそも双方が予定を共有してスムーズに連携したいという意欲をもっていないと便利になりません。使いたい方だけが予定を入力していて、結局手間が変わらないという切ない事例も。

夫婦の関係性を調査した研究によると、令和の共働き夫婦は次の3つのタイプに分けられるそうです。

  1. 個人の時間も大切にするダブルス夫婦
  2. 主役ママと裏方パパ
  3. 献身ママのワンオペ夫婦

なかでも、個人の時間も大事にしつつ、ダブルスのようにフォローし合いながら乗り切るスタイルが今後は増えていくだろうと予想されています。

予定調整をアプリやツールで効率化していくのは、連携意識の高い「ダブルス夫婦」に適したスタイルと言えそうですね。

参考:「令和的共働きパパママは、個人の時間も大切にする『ダブルス夫婦』」恵比寿発、https://ebisu-hatsu.com/8274/

不確実性の高い病気や怪我などへの対応は?

あらかじめ予測がつくスケジュール管理はもちろんのこと、体調不良のような突発的な事態への対応も家庭運営には欠かせません。

病児保育や急な呼び出しの際の送迎、病院への付き添いなどを省力化する方法がないか探しましたが、これはなかなか難しいよう。


お迎えを頼めるのは実家や義実家、市町村によってはファミサポさんぐらい。病児の預け先も民間の病児保育(確実だけど高い)や病児対応のシッターさん(少なくて近くで見つけにくい)か、病院併設や公営の病児保育(安いが予約できるか直前まで分からないことが多い)しかありません。予算や頻度を考えると、すべてのプロセスを誰かに代わってもらうというのは難しそうです。

また、オンライン化できるプロセスも薬局や病院の待ち時間のみ。診療予約がWebからできたり、処方箋をスマホで送ったりできるサービスはありますが、あちこち行く手間を省くことは難しいようです。病院も往診してくれるオンラインサービスは難しいようで、みてねコールドクターやキッズドクターなどはサービス終了となっています。

近所の耳鼻科が予約でいっぱいで、ファストドクター(https://fastdoctor.jp/)で花粉症のお子さんを診てもらったという例はありましたが、病気や怪我はやはり家庭内でどちらかが休んで対応するという選択に落ち着いてくるでしょう。

こういった緊急時にサッと連携プレーをできるためにも、やはり日々の情報共有は重要なのかもしれませんね。

次回は「本人であることが重要系家事編」をお届けします。

フリーライター

フリーランスでマーケティング・広報系の編集・ライティングをしています。勉強も兼ねておもちゃのサブスクの紹介サイトを運営し始めました。

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