誰か助けて!家事の効率化、負担軽減どうしてる?:本人であることが重要系家事編
日々尽きることのない家事、どうにか楽になるといいものですよね。
先日からインターネットリサーチやSNSの調査に筆者の実体験も加えて、効率化や負担軽減の方法についてお伝えしています!
- 物量が多い日々たまる系家事編
- やりたくない苦手系家事編
- 頼りづらい調整系家事編
- 本人であることが重要系家事編←今回はココ
4回めである今回は効率化が難しい家事や家事分担の話し合いについて紹介します。
効率化が難しい家事は行政関係の手続き
今回、記事作成にあたり、お子さんをお持ちで、家事代行の利用また検討をしたことがある方100人にアンケートを行いました。
家事代行についてのアンケート
調査期間: 2024年2月28日
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:家事代行を利用または検討したことある子持ちの方100名
いくつかの家事をあげ、現状ではパートナーや家事代行など他人に頼むことができず、自分ががんばるしかない家事を聞いてみたところ、以下のような結果になりました。
画像がとても小さいので、TOP3を抜き出します。
1位:日々の献立の検討
2位:モノの廃棄や処分についての検討(粗大ゴミの手配など)
/行政関係の手続き(引越しや保険・年金・税金関係・学童・公立保育園など)
3位:料理の片付け(下膳から洗い物、片付けまで)
1位にあがった献立づくりや3位になった料理の片付けについては、やらない訳にもいかないので大変ですよね。
でも、献立づくりや食器洗いに関しては、工夫して負担感が減った方もいます。もしまだ良いやり方が見つかっていなければ過去の記事(物量が多い日々たまる系家事編)もぜひご参考に!
同率で2位となった「モノの廃棄や処分についての検討」と「行政関係の手続き」はどうでしょうか。たしかに、何を捨てるかを決める作業は他人には任せにくいものかもしれません。行政関係の手続きは役所で本人が手続きしなければならないことも多く、自分がやるしかないという人が多いのもうなずけます。オンライン化されていない手続きや、理解が難しすぎる手続きも多く、個人の努力では簡略化しづらいところですね。
子どもの宿題チェックや持ち物準備も効率化しにくい
一方、SNSや筆者の周囲で、小学生のお子さんを持つ方からよく聞くのが子どもの持ち物チェックや宿題チェックの大変さです。家事といってよいのか分かりませんが、日々やらなければいけないことには違いありません。
まず、持ち物に関しては、学校からもらってくるプリントの解読に時間がかかるという問題があります。複数のプリントに微妙に異なる書き方で書いてあり、何が正解なのか分からないことも多いという声も多数。
さらに、プリントを子どもが出し忘れ、直前に出てきてドタバタするというのもよくある話です。そんな時に限って、図工で使う新聞紙やら、どんぐりやら急に用意できない難題だったりして……。
学校や子どものことは自分ががんばってどうにかできる部分は少ないのに、自分への影響は大きいというところが悩ましいですね。
プリントの出し忘れに関しては皆さん、こんな対策で改善していっているようです。
- ファイルを分けたり、付箋をつけたりして持ち物の整理のしかたを教える
- 帰ってきたら必ず決まったところに全部出すなどのルールをつくり習慣化する
- ランドセルの内側に紙を貼って提出物やプリントを出すことをリマインドする
突然のドタバタはどうにか減らしていきたいものですが、本来忘れ物という課題に向き合うべきなのは子ども。ここは効率を求めるよりも、他の家事を効率化して、子どもの成長にじっくり付き合っていくのがいいのかもしれません。
雑多な調べ物や手配を任せられるサービスも登場?
ほかにも効率化の難しい領域としては雑多な調べ物や色んなことの準備があります。
病気ではないかと心配になれば病気や病院について、良い教育をしようとすれば幼児教育や習い事について、休暇を計画すれば行き先ややりたいことなど、空き時間はスマホやPCとにらめっこという方も多いのではないでしょうか。調べた後も見学に行ったり、買い物をしたり、ママ友に話を聞いたりと、やることは多いですよね。
この辺りはパートナー間での意識の差が出やすく、不安やこだわり、責任感や真剣さが強い方が主体的に動くので、負担感の差も大きい様子でした。
ただ、最近では、これまでの家事代行で頼めなかったような雑多な家事を頼めるサービスも出てきているようです。
筆者の周囲で話題になったのはyohana(https://www.yohana.jp/) というコンシェルジュサービス。マイページに書き溜めたToDoに対して、提案や手配などをしてくれるものです。
医療関係や転売の代行など一部対応していない分野はありますが、保育園探しや学童探し、ふるさと納税のおすすめピックアップ、勉強におすすめの本の紹介など、幅広く相談ができます。ピクチャーレールの工事手配を頼んだという方やバレンタインチョコを提案してもらったという方もいましたよ。
類似のサービスとしてはshitsuji(https://www.atpress.ne.jp/news/327210)というホームコンシェルジュも。どちらも高額かつ利用地域は限られますが、気になっている方も多いようです。
今まさに大変な状況を手伝ってもらうというよりは、家庭運営が安定してきてもっと多くのことをやりたいという段階でトライしてみると可能性が広がるかもしれませんね。
親戚付き合いや家族行事は話し合って取捨選択を
冒頭の100人へのアンケートでは「適切な量であればやりたい家事」についても聞いてみました。
洗濯や料理関係の家事が上位に並ぶなか、最下位になっていたのが、「親戚付き合いや地域活動への参加」。親類の集まりなどは苦手意識を持つ方も多く、減っていく傾向はあるようですが、地域によってはしっかり残っているところもありますね。
お墓参りなどは代行もありますが、法事や盆暮れ正月の集まりなどは他の人がいても意味がありません。行事への出席のほかにも、年賀状やお歳暮、子どもの誕生時には内祝いなど、挨拶・贈り物関係をどこまでするかといったことも悩みどころ。
夫婦間で「もういいでしょ」と意見が一致すればよいですが、感覚にズレがあると話し合いも難しいでしょう。片方が不満をためるということになり兼ねません。
前向きに話し合えるツールを使って変えていこう!
親戚付き合いや地域行事に限りませんが、片方が大変な思いをしているのに、相手の協力がなく負担感が減っていかないなら、私たちはなぜ一緒に暮らしているのだっけ、どうしていったら幸せなんだっけというところを振り返る必要があるでしょう。
相手を責めるのではなく、一緒に解決していこうとするなら、お互いに今どう感じているのか、ギャップを理解するのが第一歩です。SNSでは家事分担をマップで視覚化できるアプリ「yieto(https://yieto.jp/)」を活用している方もいましたよ。
現状認識が揃うと、話し合いもしやすくなりますね。
これから目指す先については「世帯経営ノート(https://www.logista.jp/fufukaigi/setaikeieinote/)」を使って話している方もいました。定期的に振り返るとよいようです。
ツールでは話がすれ違ってしまうようなら、夫婦やカップル向けのカウンセリングサービスを利用してみると、話の伝わり方や理解の進み方が変わるかもしれません。ファミリーカウンセリングで幸福度があがったという経験談もありました。
たかが家事、されど家事。
すぐに楽にはならなくても、いろいろ試してみて、私生活を充実させていけるといいですね!