Yahoo!ニュース

雨の日どうしてる?みんなに聞いた幼児の遊びネタ一挙公開!② 〜脳や手先が鍛えられそうな知育系の遊び〜

リサこフリーライター

外で遊べない雨の日、家のなかで何をして過ごしますか?

赤ちゃんから園児までの小さなお子さんとお持ちの方にアンケートをとってみたところ、20人中17人が「おもちゃで遊ぶ」、15人が「動画やテレビを見る」ということでした。(雨の日どうしてる?みんなに聞いた幼児の遊びネタ一挙公開!① 〜あり余る体力を存分に使ってもらう遊び〜

でも、そればかりだと変化がなく、飽きてしまうこともありませんか?

そこで、SNSで紹介されているネタや筆者の経験などから21個の雨の日にできる活動を集めてみました。

今回はどうせ一日中遊ぶならお勉強や知育の要素もとりいれて、脳にいいことをしたいという時にピッタリの遊びを9個ご紹介します。

(1)寒天や片栗粉を使った感触あそび

むにゅー、とろ〜、べちゃー、ツルツル、ひんやりなどの感触を楽しむ遊び。よく使われるのは寒天や片栗粉ですが、白滝も使われることがあります。

いろんな手触りを体験する感触遊びは赤ちゃんの五感の発達を促したり、小さい子にとっては手先を動かす訓練になったりと良い効果があります。

寒天は水に溶いて固める時に食用色素で色をつけるとカラフルで、見た目にも興味をそそられます。
寒天は水に溶いて固める時に食用色素で色をつけるとカラフルで、見た目にも興味をそそられます。

苦手な子は苦手な感触遊びですが、だんだん慣れてくると楽しめることもあります。無理にやることはないですが、バリエーションの1つとして試してみてはどうでしょう。少し大きい子なら洗濯のりでスライムをつくって遊ぶのもいいですね。

(2)新聞紙ちぎり

ビリビリ破る、ただそれだけ。
新聞をとっていないお宅なら、薄いチラシでもいいと思います。

でも、これも小さな子どもにとっては体や手先の動かし方を学ぶ機会になります。あのビリビリっとなる音や紙の手触りなども五感を刺激してくれます。

(3)シール貼り

子ども達の大好きなシール貼りもやり方によっては立派なトレーニングになります。ただ貼るのではなく、決められた枠のなかに貼るんです。

枠から外れないようにするには、頭で考えた通りに手指の動きを微調整できなくてはなりません。微細運動と呼ばれる、こういった動きを習得するには練習が必要です。

このシール貼りはモンテッソーリ教育でも取り入れられることが多いそうです。

「シール貼り プリント」「丸シール 台紙」などで検索すると、無料で印刷できる台紙が見つかりますよ。

(4)無限ティッシュ

ティッシュを引っ張るのが大好きな赤ちゃんには手作りおもちゃはいかがでしょうか。1歳前後の子にとっては、ティッシュをひたすら出すのも、手先を動かしたり、仕組みを理解したりするという意味で立派な学びです。

つくるのは1分もかかりません。

ガーゼやシフォン、キッチンペーパーなどを数枚、端と端を結んでしばり、長くつながったものをティッシュボックスにしまえば無限ティッシュのできあがりです。
つながっているので散らかることもなく、出し終わったらまた箱に入れるだけ。心ゆくまでティッシュを引きせます。

(4)ストローとおし・ストローおとし

大人にとっては遊びというより作業にしか見えませんが、タレ瓶やペットボトルのような口の狭い容器に細いストローをたくさん入れる、小さく切ったストローを毛糸に通すといったことも遊びになります。

集中しないと上手くできないけれど、コツを掴むとどんどんできるという絶妙な難しさにすると、意外とハマります。

(5)ビーズなどの制作あそび

5〜6歳ぐらいになれば、もっと難しいこともできますね。アイロンビーズやアクアビーズは雨の日の定番になっているようです。手指を細かく使うことはもちろん、集中力や表現力を養うことも期待できます。

もし家にビーズがなければ、服の予備についてくる足つきボタンは転がっていませんか?

集めて紐に通せばブレスレットや髪飾りがつくれます。好きな色だけ集めてつくったり、大好きなキャラクターをイメージしてつくったり。

自分らしく仕上げた作品を「いいね」と褒めてもらえたら自己肯定感も高まることでしょう。

(7)ボールやビー玉転がし

トイレットペーパーやラップの芯などでコースをつくってボールを転がしてみましょう。壁に斜めに貼り付けてトンネルにしたり、半分に割って坂をつくったり。

シンプルな遊びですが、ボールは必ず高い方から低い方へ転がっていき、支えがなければ落ちるという重力の法則を体感できます。

小さなビー玉なら細く折った紙とダブルクリップだけでもコースがつくれます。

机の端に設置して床に置いた箱に落とすなどすると、よりダイナミックな動きが見られますね。

(8)すごろく

数字を覚え始めた子にはすごろくもおすすめです。

数を理解し始める頃にはルールのあるゲームも少しずつ理解できるようになっているでしょう。サイコロの目を読み、数字を声に出してコマを進めていくことで、数の感覚が養われます。

(9)紙飛行機

紙を折ってつくる段階と、できた紙飛行機を飛ばす段階で異なる力が身につきます。指でつまんで飛ばす動作はお箸の練習にもつながるそう。

どこまで飛ばせるか競争、いろんな折り方を研究する、飛ばし方を工夫する、飛行機に絵を描くなど、遊び方の幅も広いので、興味に応じて深めていけるといいですね。

ここまで、赤ちゃんよりの遊びから年長さんよりの遊びまで9つのアイディアを紹介してきました。そのまま試してみるもよし、アレンジしてみるもよし。少しでもみなさんのレパートリーの足しになればうれしいです。

次回は雨の日にできる、気分転換におすすめの活動を紹介します。

フリーライター

フリーランスでマーケティング・広報系の編集・ライティングをしています。勉強も兼ねておもちゃのサブスクの紹介サイトを運営し始めました。

リサこの最近の記事