Yahoo!ニュース

ひとり旅だから実現する! 「ソロ温泉」でしたい5つのこと

高橋一喜温泉ライター/編集者

人によっては、ひとり旅はさびしく、みじめに映るようだ。

しかし、「ソロ温泉」の魅力にどっぷりはまってしまうと、逆に誰かといっしょに温泉に出かけることが億劫に感じてしまう。

誰かといっしょに行く温泉旅を否定するつもりはないが、ソロ温泉にはひとり旅ならではの気楽さがある。何をするにも自由だからだ。

そこで、ソロ温泉に出かけたらしたいことを5つ挙げてみたい。

宿でだらだらと過ごす

温泉旅館に複数人で宿泊すれば、たいていは同室でずっといっしょに過ごすことになる。一人になる時間はほとんどなく、ずっと緊張を強いられる。いくら気の置けない家族や友人でも、四六時中、同じ部屋でいっしょにいれば息もつまるもの。

ひとりなら誰かに気を遣う必要もなく、自由に過ごせる。好きな時間に温泉に入って、眠くなったら惰眠を貪る。「せっかく温泉に来たのだから、だらだらと過ごしたい」という願望も叶う。

スマホと距離をとる

ソロ温泉の醍醐味のひとつは、ひとりの時間をもてることだ。現代人は会社や家、SNS上で人間関係に縛られがちである。

たまには人間関係のしがらみから自由になって、自分を見つめ直す時間をもつことも大切である。

スマホの電源をオフにして、SNSと距離をとってみてはいかがだろうか。自分と向き合う貴重な時間となるはずだ。

早寝、夜更かしをする

当たり前だが、誰かといっしょなら寝る時間も起床する時間も合わせる必要がある。だが、ひとりなら美味しいご飯を食べて、温泉に入って、そのまま寝落ちしてしまってもいい。

逆にゆっくり本を読んだり、お酒を飲んだりして、夜更かしをするのも自由だ。普段叶わないことを実現するのも旅の愉しさのひとつである。

現地の人と交流する

一人だと孤独というイメージだが、ひとりゆえに現地の人に話しかけられて、コミュニケーションが始まることが多い。

特に湯船の中では、「どこから来たの?」と会話が始まることが多い。地元の人との交流は忘れがたい旅の思い出になる。

思う存分、温泉に入る

誰かと一緒に行くと、「いつ温泉に入るか」も自由ではない。相手に気を遣うし、一緒に入浴するのが苦痛であることも。

ひとり旅ならいつ温泉に入っても、何度温泉に入ってもいい。夜中や早朝に入っても、「相手を起こしてしまうのでは?」と心配する必要もない。思う存分、温泉を楽しもう。

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

高橋一喜の最近の記事