青色の花を取り入れてワンランク上のお庭を目指す 単調にならずセンスの良さも演出
お店で何色の花がよく買われているか見ていて、多いのはピンク、と個人的に感じます。白、赤(ピンク)、黄色、紫、色の中で「青」の花は種類も少ない印象です。ブルーガーデンと言われるお庭には紫系のお花も混ざっていますが、今回は「青」のお花を紹介します。
アジサイ
画像はグリーンの蕾が次第に開いて、徐々にブルーになっていく様子がとても爽やかなラグランジアクリスタルヴェールです。
土壌のphに花の色が左右されるアジサイは、リン酸分が少ない青色あじさい用の肥料を使って青い花を咲かせることができます。
トップ画像のあじさい「星あつめ」はピンク色の鉢も販売されています。青の花を来年はピンクにということもできますが、この購入時の青い色を翌年も同じように出すのは、なかなか難しい毎年のチャレンジです。
アズーロコンパクト
夏越しが容易なロベリアとして販売されているアズーロコンパクト。植えるだけで大きく育ってふんわり咲いてくれます。ロベリアは春の花後、秋に再度咲いてくれるように梅雨前に一度切り戻しをしておきます。
ニゲラ
秋に種を撒いておくと、5~6月頃開花します。種が出来る様子も可愛いのでそのまま放置し、翌年もこぼれ種から咲かせることができます。種を撒くだけ、放置で開花しますのでおすすめです。
アメリカンブルー
夏にぴったりの青い花、暑さに負けず開花します。最近はアメリカンブルーの中でもPWのエボルブルスブルーラグーンを植えています。従来のアメリカンブルーと比べて、夏前からしっかり成長し、とてもよく咲きます。
『うちのブルーラグーン、あまり咲かない』と質問されたことがありますが、よく聞いてみるとあまり日が当たらない所に植えているとのことでした。日当たりに植えてくださいね。
クロデンドルム
昨年購入して植えました。冬は寒さを避けて室内に置きます。草花のように見えますが、1年経つと、しっかり低木になってきます。蝶々が舞うような可愛いお花、育ててみませんか?
ブルースター
ブルースター(オキシペタラム)、夏らしい水色の可愛い花を咲かせます。花後は大きな種の鞘ができるのも面白いです。冬越しは出来たり、出来なかったりなので防寒対策をするのがおすすめです。
コバルトセージ
濃いブルーの花が咲くコバルトセージ。花茎が長く伸びて、風に揺れる様子がとても涼し気です。セージは管理しやすく、耐暑性、耐寒性もありますので毎年楽しめます。
ルリマツリ
ルリマツリはプルンバゴとも呼ばれ、夏から晩秋までよく咲いてくれます。暖地では11月頃まで咲き、冬越しも可能です。ツル性ではありませんがフェンスなどに仕立てることもでき、たくさん咲く姿は目を引きます。
パンジー、ビオラ
寒い時期のブルーの花も綺麗です。ビオラのブルー系(画像上)、パステルカラーが可愛いパンジー、ジョリーアンジュ(画像下)。次の冬はブルー系のお花を探してみませんか?
プリムラジュリアン
冬から春までたくさん咲いてくれるプリムラジュリアンにも青い花がありました。ブルーの花はお庭でも玄関先でもとても目立つので、青い花を見つけるとついつい買ってしまいます。
ネモフィラ
ひたち海浜公園のネモフィラ畑のような一面のブルーの絨毯は本当に綺麗ですよね。プランターに2,3株植えるだけでもボリュームたっぷりのブルーのお花を楽しむことができます。翌年もこぼれ種が発芽し、お庭で咲いてくれます。種まきからでも簡単に育てることができますので、秋に種を撒きましょう。
ワスレナグサ
ちょうど今の季節の花、アジサイから初めて1年分、春のお花、最後はワスレナグサです。こちらもネモフィラ同様、こぼれ種が発芽する管理しやすい植物です。
ブルーの花は他にデルフィニウムなどもありますね。色にこだわって花選びをすることで統一感が出ますし、青い花は白い花と並べて植えるだけでおしゃれな感じになります。年間を通じて青い花をご紹介しました。お花を選ぶ時に探してみてください、今までと違った雰囲気のお庭を楽しめると思います。