気温急降下 寒さに弱い植物 そのまま家に入れて大丈夫?後悔しないためにやっておくべき2つのこと
11月になり、前半は秋晴れで気温が高い日もありましたが、来週は寒くなるようですね。最低気温が15度を下回ってくると寒さに弱い植物は、様子に変化が見られます。室内に取り込む準備をしなくては、と急いで作業をしました。
そのまま室内に取り込んだために
植物を家の中に取り込むことは、台風が来る時など一時的に玄関の中に入れることがあります。時間の余裕もないため、簡単にチェックするだけで入れてしまうのですが、翌朝見てみると不快害虫がいることがあります。冬越しのために室内に取り込む時に、外に置いた鉢や植物についていた虫をうっかり家にいれてしまわないように2つの作業をしています。
鉢を水に浸ける
春から外に出していたアデニウムです。気温が下がってきて、全体的に緑の色も悪くなって下葉は黄色くなってきました。
鉢底に虫が付いていれば取り除きますが、鉢底の穴やスリットから中に入り込んでいることがあります。わがやではスリット鉢のスリットにダンゴムシやキセルガイ(小さな細長い巻貝に入ったカタツムリに似たもの)がよくいます。鉢の上から水をたっぷりかけるだけでなく、バケツなどに水をためて鉢を水に浸してしばらくおきます。
秋になってからもたくさん咲いているハイビスカスも同様に、いくつもの鉢をどんどん処理していきます。
虫、病気の予防をする
日頃から虫害にあっていないか、病気になっていないか観察しておくことが大切ですが、室内に取り込む植物は元気なものだけにしています。
目で見て、虫がいないと思ってもハダニやカイガラムシなどは見逃すことがありますので、室内に入れる前に必ず殺虫殺菌剤スプレーを使って病害虫を防除します。
時間に余裕があれば、あらかじめオルトラン粒剤などの殺虫殺菌粒剤を土の上にばらまいておいてもいいですね。
※ 殺虫殺菌剤は必ず適用病害虫や使用上の注意など商品の説明をご覧になった上でお使いください。
今年、私は画像のスプレーを使用した後に室内に取り込みました。ピュアベニカは100パーセント食品成分の病害虫対策スプレーで、使用回数を気にせずに使えること、家庭菜園にも気軽に使えるので常備しています。詰め替え用も販売されていて使いやすいです。
以上2つの簡単な作業が、気づかないうちに室内に虫や病気を持ち込んでしまわない対策となります。外の気温が下がってきて低調になっていた虫の活動が、室内に入れることで活発になり、他の植物が害を受けてしまうことがないようにしたいですね。
室内に入れた後の冬の管理
外から取り込んだ植物は室内のなるべく明るい場所に置きますが、窓の近くだと夜寒い場合があります。昼と夜の温度差に気を付けて、あまりにも冷える時は、夜だけ部屋の中心部に置くようにします。水やりは冷たい水を与えないよう、汲み置きしたものを使っています。
暑すぎる夏がようやく終わったと思ったら、もう冬の準備です。春と秋がとても短く感じられますね。頑張って夏を乗り越えた大切な植物、冬越し準備をして春まで室内でお世話していきましょう。