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ノート(239) 刑務所が家族に送ったデタラメな書類の内容とその意図

前田恒彦元特捜部主任検事
(写真:アフロ)

~続・工場編(32)

受刑371/384日目

「リレー形式」のプラン

 ゴールデンウイーク前半の三連休を経て、この日は午後に面会室で弁護士と面会した。司法修習の同期で同じクラスであり、静岡の男性弁護士だ。顔を合わせるのは司法修習を終えて以来だった。

 司法修習同期の強みは、東京や大阪が多いとはいうものの、北は北海道から南は沖縄まで、全国ほとんどの地方都市に共に司法研修所で切磋琢磨した弁護士がいることだ。

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元特捜部主任検事

1996年の検事任官後、約15年間の現職中、大阪・東京地検特捜部に合計約9年間在籍。ハンナン事件や福島県知事事件、朝鮮総聯ビル詐欺事件、防衛汚職事件、陸山会事件などで主要な被疑者の取調べを担当したほか、西村眞悟弁護士法違反事件、NOVA積立金横領事件、小室哲哉詐欺事件、厚労省虚偽証明書事件などで主任検事を務める。刑事司法に関する解説や主張を独自の視点で発信中。

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