人生に疲れた人へ。ニーチェの名言「つらい経験は人を…」英語&和訳(偉人の言葉)
こんにちは!ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。
今回はフリードリヒ・ニーチェの名言をご紹介します。フリードリヒ・ニーチェ(1844~1900年)は19世紀を代表するドイツの哲学者です。
今回は人生に疲れた人に届けたいフリードリヒ・ニーチェの名言をご紹介します。
ご紹介する名言につきましては、BrainyQuote というアメリカのサイトに記載されているものをGoogleの書籍検索にかけ、それが英語圏の複数の書籍で使用されていることを確認の上、その人物の言葉として記事に掲載しております。
古い人物の言葉ですとそれが本当にその人物の言葉なのか確認が難しい場合もございますが、複数の書籍で使用されている言葉であれば、それがその人物の考えを反映した言葉であると判断できるのではないかという考えのもと記事を執筆しております。
人生に疲れた人へ。ニーチェの名言「つらい経験は人を…」英語&和訳(偉人の言葉)
「つらい経験は人をたくましく成長させる」
フリードリヒ・ニーチェ(ドイツの哲学者)
苦しいのは成長の証。同じことを繰り返してもそこに成長はない。
英語の試験の「英検」というのがありますよね。正式には「実用英語技能検定」と言うそうなのですが、私も以前受けたことがあるのですね。
3級から受けたのですが、3級、2級、1級と、級が上がるごとに少しずつその問題も難しくなるのですよね。
簡単にできることを何度繰り返してもそこに成長はないと思うのですね。できないことに挑戦する、それができるようになる。成長はそこにあるのだと。
それは人生も同じなのだと思うのですね。
仏教には輪廻転生の考えがありますよね。人は生まれ変わるという。
動物が人間に生まれ変わることもあるそうなのですね。動物として徳を積む、善行を重ねる。それによって人間として生まれ変わることができるのだと。
では、人間になったらその先はないのかというと、そうではなくて「解脱」。解脱というのは輪廻転生のサイクルからの解放を表すと。
この世は修行の場なのだと。何度も生まれ変わり、修行を重ね、「もうこれ以上は生まれ変わる必要はありません」というところまで魂を向上させられると、その先にあるのが「解脱」。輪廻転生からの解放。
そこに到達することを目指して、人は何度も生まれ変わる。この世で修行を重ねる。
苦しいのは成長の証
生きるのがつらい。なんで自分ばかりこんな目に遭わなければならないのか。もしそう思うなら、それは自分の人格が上がってきた証拠なのだと。
小学生くらいの魂の人と大学生くらいの魂の人では、当然人生で与えられる課題も変わってくる。より高い人格を持つ者にはより厳しい課題が与えられる。
英検1級を受ける人が3級を受ける人を見て「いいな、3級は簡単な問題ばかりで。自分も3級を受けたかったな」と、そんな嫉妬心を抱くことがあるだろうかと。
簡単な課題を与えられるということは技能もそれだけのレベルだとということですよね。それは嫉妬するようなものではない。
人生が苦しいのはそれだけ自分が成長してきた証なのだと。自信を持って自分の人生を生きる。
人生に疲れた人へ。「人生」に関する世界の偉人の名言3選
いかがでしたでしょうか?今回はフリードリヒ・ニーチェの名言をご紹介しました。
私が運営しているブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『ニーチェの名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、今回ご紹介したものを含めて、ニーチェの名言を12句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
また、私のブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『「人生・生きがい」に関する名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、「人生」や「生きがい」に関する世界の偉人たちの名言を60句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
では、最後に「人生」に関する世界の偉人の名言を3句ご紹介します。
「人生とは教訓の連続である。そして、その教訓はそれを生きることで初めて理解できるのである」
ラルフ・ワルド・エマーソン(アメリカの思想家)
「生きている限り、生き方を学び続けなさい」
セネカ(古代ローマの哲学者)
「50歳になった時、20歳の時と同じように世の中を見ているなら、人生の30年を無駄にしたということだ」
モハメド・アリ(アメリカの伝説的なプロボクサー)
お読みいただき、ありがとうございました!