人生に悩んでいる人へ。ニーチェの名言「生きることとは苦しむこと…」英語&和訳(偉人の言葉)
こんにちは!ほんやく検定1級翻訳士の鈴木隆矢です。
今回はフリードリヒ・ニーチェの名言をご紹介します。フリードリヒ・ニーチェ(1844~1900年)は19世紀を代表するドイツの哲学者です。
今回は人生に悩んでいる人に届けたいフリードリヒ・ニーチェの名言をご紹介します。
ご紹介する名言につきましては、BrainyQuote というアメリカのサイトに記載されているものをGoogleの書籍検索にかけ、それが英語圏の複数の書籍で使用されていることを確認の上、その人物の言葉として記事に掲載しております。
古い人物の言葉ですとそれが本当にその人物の言葉なのか確認が難しい場合もございますが、複数の書籍で使用されている言葉であれば、それがその人物の考えを反映した言葉であると判断できるのではないかという考えのもと記事を執筆しております。
人生に悩んでいる人へ。ニーチェの名言「生きることとは苦しむこと…」英語&和訳(偉人の言葉)
「生きることとは苦しむことであり、生き抜くこととは苦しみの中に意味を見いだすことである」
フリードリヒ・ニーチェ(ドイツの哲学者)
争いごとに勝者はいない。その名前も肉体もいずれは手放す。
母とよくけんかをするのですね。この間母に言われたことがあって、「あなたは私とそっくり」だと。
母は今71歳なのですが、食事の支度は大体私がしているのですね。スーパーに買い物に行ったのですよね。値引き商品があったのですね。冷蔵庫がいっぱいなのに買ってきてしまった。それを見て母が「あなたは私とそっくり」だと。
母もよくスーパーに行くと値引き商品を買ってきていたのですよね。
ただ、反論があったのですね。母は冷蔵庫2台をいっぱいにしてしまっていたのですよね。以前は冷蔵庫が2台あった。今は冷蔵庫は1台。私は1台の冷蔵庫をいっぱいにしてしまっている。母は2台の冷蔵庫をいっぱいにしてしまっていた。一緒にしてくれるなと。
争いごとに勝者はいない
人はいつか必ず死にますよね。人生とは留学のようなものなのではないかなと。日本の学生が海外に出て勉強してしばらくしてまた日本に戻ってくる。
留学中に手に入れたものは帰国前に全て没収される。買ったものも稼いだお金も。それが人生なのですよね。
いくらお金を稼いでも、高い車を買っても、大きな家に住んでも、死んでしまえばそれは他の誰かのものになる。お金も家も車もあの世には持って行けない。
肉体もそうですよね。鏡の前に立てばそこに映るのは自分ですよね。ただそれも永遠ではない。肉体も死ぬとき手放す。あの世には持って行けない。
もし生まれ変わることがあってもその時にはまた別の肉体が与えられる。別の名前が与えられる。別の親の元に生まれる。
唯一死後の世界に持って行くことができる可能性があるもの、それは自分の魂だけ。
言い争って相手を打ち負かしたとしても、その打ち負かした自分もいずれは手放すのですよね。死んでしまえばその名前も肉体も手放す。
どれだけ有名になっても、大統領になっても総理大臣になっても、それも永遠ではない。
肉体が手に入れたものはいずれは手放す。魂が手に入れたものは永遠。大切なのは何になるかではなく、その経験を通して何を学ぶか、どれだけ成長できるかなのだと。
人生に悩んでいる人へ。「人生」に関する世界の偉人の名言3選
いかがでしたでしょうか?今回はフリードリヒ・ニーチェの名言をご紹介しました。
私が運営しているブログ『ほんやく検定1級翻訳士の【英会話フレーズ集】』の『ニーチェの名言集【英語原文と和訳】』(外部リンク)という記事では、今回ご紹介したものを含めて、フリードリヒ・ニーチェの名言を12句ご紹介しております。興味のある方はそちらもご覧ください。
では、最後に「人生」に関する世界の偉人の名言を3句ご紹介します。
「我々が人生にどう向き合うかで人生が我々にどう向き合うかは決まる」
ジョン・N・ミッチェル(アメリカの元司法長官)
「あなたの人生は、あなたがしたことの果実です。あなた以外にあなたが責められる人はいないのです」
ジョーゼフ・キャンベル(アメリカの神話学者)
「生きている限り、生き方を学び続けなさい」
セネカ(古代ローマの哲学者)
お読みいただき、ありがとうございました!