Yahoo!ニュース

クリスマスにおもちゃが増えて複雑…そんな時に遊んでいないおもちゃをスムーズに捨てる「魔法の声かけ」

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

小中高の4人の子どもをいつもキレイじゃないけど、何かあればすぐ片づく家で育てています。

今日はクリスマス。サンタクロースからプレゼントされた新しいおもちゃで早速遊んでいる子どもたちもいるでしょう。

子どもがサンタさんからのプレゼントに夢中になって遊ぶ姿は大変微笑ましいですが、おもちゃが増えて収納に入りきれなくなっていないでしょうか。

そんな時にはおもちゃを見直すのが一番。しかしおもちゃを捨てるのは難しいと感じる人も多いと思うので、今日はスムーズに捨てるための声かけを紹介します。

「捨てる」ではなく「卒業」を

それは「捨てよう」ではなく「そろそろ卒業しようか?」です。

明らかに長い間遊んでいないおもちゃでも「もう遊んでないから捨てたら?」と言うのはNG。

捨てるか捨てないかは、大人だけではなく子どもも自分で決めたいのです。

しかし子どもが捨てることを決意するタイミングを待っていたらいつになるかわかりません。

だからクリスマスで新しいおもちゃが増える今が、長い間遊んでいないおもちゃを卒業するチャンスなのです。

今すぐ卒業できなくてもOK

子どもは将来自分の生活に必要なモノを自分で選び、管理しながら生活を送ることになります。必要でなくなったモノを手放さないとモノは溜まる一方です。

その時の自分に見合ったモノを手にして生きていくことを当たり前に感じてもらうには、成長が著しい子どもの時に、使わなくなったモノを「卒業」する経験を繰り返すのが一番です。

そこで、子どもにとって一番身近なおもちゃについて、

「もうそろそろ卒業かな?」
「新しいおもちゃが来たから、もう卒業かな?」

と声をかけてみましょう。 

卒業を嫌がるようであれば今すぐに卒業しなくてもよいです。

「いつかは卒業しないといけないから、またその時考えようね」
「○歳になってから、卒業をしよう」

と予告しておきましょう。

卒業=捨てる、ではないことも

我が家の末っ子が小学校2年生の時、電車のおもちゃを卒業しました。その1年位前から、末っ子にそろそろ卒業だよねと話していたので、本人がスムーズに卒業を決意することができました。

「卒業式」として、おもちゃを自分でゴミ袋に入れたのですが、

後日もらってくれる人が現れたため、きちんと洗って渡す準備を本人がしました。

卒業といっても捨てるだけではありません。

譲ったり、フリマアプリに出品してみたり、自分が遊んだおもちゃの第2の人生を用意する方法を親子で一緒に考えるのはとてもよいことです。

ちなみにおもちゃだけじゃなく靴や服も成長が著しい今、サイズアウトしたものは「卒業」という形で手放しやすいからオススメです。

ぜひ新しいおもちゃを手にするこの時期に、今必要なモノ・もう必要ではなくなったモノを考えるきっかけとしておもちゃの卒業を意識する声かけをしてほしいと思います。

子どもには片づけをしてほしいと思っている人も多いと思います。「卒業」という形で自分のモノを捨てるかどうか考えることは、子どもにとって片づけを自分ごとにできる機会になるのです。

====================

※最後までお読みいただきありがとうございます。フォロー&シェア大歓迎です。

▷過去の記事はコチラ
小中高の4人の子育て&いつもキレイじゃないけど
何かあればすぐ片づく暮らしの様子はコチラから
▷Instagram

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

藤原友子の最近の記事