余ったドライハーブの活用法|カモミールのシュガートーストの作り方
こんにちは。
「アメリカ仕込みのハーブ暮らし」を発信しているハーバリストの平野です。
ハーブがご自宅にある方なら、一度はこんなことを思ったことがあるのではないでしょうか?
『ハーブを買ったけど、なかなか使い切れなくて余っている』
『ドライハーブも料理でどんどん消費できればいいのに』
今回の記事では、ドライハーブの中で一番人気の「カモミール」の消費方法についてご紹介します。
ドライハーブが消費できない
ドライハーブがなかなか減らない原因は、その保存期間の長さにあります。
ドライハーブの保存期間は一般的に1~2年間です。
「年単位で持ちます」と言われると「じゃあ今使わなくてもいいか」と後回しになってしまいますよね。
ですが、ドライハーブはなるべく早く使い切った方がいいです。というのも、ドライハーブにも「鮮度」があるからです。
ハーブを乾燥してから消費するまでの時間が短ければ短いほど、おいしいドライハーブを味わうことができます。
ご自宅にあるドライハーブの賞味期限が迫っていない場合でも、なるべく早く使い切ってしまいましょう。
ドライハーブは料理に使えるの?
ドライハーブがなかなか減らないもう1つの理由として
「ドライハーブは料理のレシピになかなか出てこない」
というのがあります。
ハーブを使った料理レシピを見てみると、フレッシュハーブばかりが使われていますよね。
ドライハーブは料理に使っちゃいけないの?と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
今日は、ドライハーブを使った簡単でおいしいレシピをご紹介します。
カモミールのシュガートースト
ドライハーブの中でも一番余りがちなカモミール。
カモミールはハーブティー以外には使い道がない
ほとんどの人がそう思っているのですが、実はカモミールは、お菓子やデザートとの相性が抜群なんです。
とはいえ、お菓子作りはなかなかの手間ひまがかかるもの。
簡単にできて、甘くておいしい「シュガートースト」を作ってみましょう。
こんがり焼けたカモミールが香ばしく、とてもおいしい一品です。子供のおやつとしてもおすすめですよ。
材料(2人分)
- 食パン … 2枚(6枚切り/または8枚切り)
- バター … 2かけ(約20g)
- ドライカモミール … 小さじ1
- 砂糖 … 小さじ1
必要な材料
- すり鉢
- 茶こし(またはザル)
作り方
- バターを常温に戻して柔らかくしておきます。すぐに柔らかくしたい場合にはレンジに10秒間かけてください。
- カモミールをすり鉢ですって細かくします。すり鉢がない場合には、カモミールを指でつまんでこするとポロポロと細かく砕けます。
- 小皿にバターと砂糖を入れます。続いて、茶こしを使ってカモミールをふるいながら加えます。よく混ぜたらカモミールバターの完成です。
- パンの片面にカモミールバターを塗り、トーストで3~5分間焼きます。パンの表面がこんがりと色づいたらできあがり。
レシピのコツ
すり鉢がご自宅にない場合には、指を使ってみてください。人差し指と親指でカモミールをつまんでこすると、簡単にカモミールが崩れます。
または上の写真のように、瓶の底に細かいカモミールがたまっているという方は、ぜひその細かいカモミールを使ってレシピを作ってみてください。
細かくなってしまったカモミールは、ハーブティーにすると茶こしをすり抜けてしまい何かと面倒な存在なのですが、お料理には重宝しますよ。
レシピを食べてみた感想
このレシピには砂糖を使うのですごく甘そうに見えるかもしれませんが、実際に食べてみると強い甘味はありません。お使いになる砂糖の種類によるとは思いますが、私が三温糖を使って作ったときにはほんのりと甘い程度でした。
カモミールの香りもバターに溶け込んでいるので強く香ることはなく、ほどよい具合に仕上がります。
少し意外かもしれませんが、シュガートーストは生野菜との相性が良いです。個人的にはセロリと合わせて食べるのが好きです。
近ごろの私の朝ごはんは、カモミールのシュガートーストにセロリスティック、目玉焼きが定番になっています。
朝からセロリの強い匂いを発していても平気でいられるのは、おうち時間のメリットかもしれませんね。
あなたもぜひ、お好きな生野菜を添えてカモミールのシュガートーストを味わってみてくださいね。
レシピを動画でご紹介しています!
インスタグラムでは、今回ご紹介したレシピを動画で配信しています。
もしよろしければ参考にしてみてくださいね!
それではまた別の記事でお会いしましょう!