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モノがあふれる家に暮らす人に共通する特徴とその理由

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

私が片づけを仕事にして12年がたち思うのは、モノが家にあふれている人は余裕がありません、いつも忙しそうにしています。その理由は大きく3つあります。

モノが多い人が忙しい理由 その①時間管理の難しさ

多くのモノを管理することは、時間やエネルギーも消費します。

モノが多いとスペース的に余裕がないのはもちろんのことですが、探し物をすることが多くなります。学校などから配られる大事なプリントなどを失くすため、また先生にもらえるようにお願いしたり、だれか知人に見せてもらうなどの手配に更なる時間を取られます。

また、片づけても片づけても片づかない状態で、床に落ちているモノをソファの上にあげたり、とりあえずカウンターの上に置いたりする「移動」に時間をかけているため、余裕をもって過ごすことができません。

モノが多い人が忙しい理由 その②選択肢の多さからくる決定の困難さ

持っているモノが多いと、日常的な選択に時間がかかることがあります。

朝クローゼットを開けて服を選ぼうと思ったら、今のシーズンではない服、とっくにサイズアウトした服、あまり好きじゃない服もぐちゃぐちゃに並んでいるので、今日着ていく服を選ぶのも時間がかかります。

日常的に何を着るか、何を使うか、などの選択が増えるため、常に悩んでいるような感じです。

モノが多い人が忙しい理由 その③スペースの制限による負担

モノが多い場合、収納スペースにモノが収まらないために収納に工夫が必要でそれに時間を取られます。

使いもしないモノを収納するために収納道具をネットで検索したり、100円ショップへカゴを買いに行ったり、収納からあふれてしまったモノの管理に時間を奪われてしまうのです。(結果、無駄な収納道具を買うことで経済的な損失も生まれる)

モノが多い家に暮らす人はモノの管理にドタバタして時間を奪われることで、日常的な活動に対するストレスが増加します。

探し物をしている時はイライラするので、家族とケンカになったりすることもあり、結果的に時間だけの損失だけではなく、イライラするなどの精神的な部分の損失、時にはモノを買い直したりするという経済的な損失にもつながります。

人生の限られた時間をモノの管理に費やすのか、それとももっと別のことに費やすのか個人の自由ですが充実した人生を送るために、モノにふりまわされるのではない上手な付き合い方を考えたいですね。

小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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