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ラグビーワールドカップ日本大会ベスト15は?【ラグビー雑記帳】

向風見也ラグビーライター
準々決勝。初の8強入りした日本のリーチ マイケル主将へタックルするデクラーク。(写真:ロイター/アフロ)

 ラグビーワールドカップ日本大会が11月2日、閉幕。今大会では正式なベストフィフティーンの選定はなかった。本稿では独自の15名を選出した(記事内写真:ロイター/アフロ)。

1,スティーブン・キッツォフ(南アフリカ・大会途中からリザーブスタート。スクラムとワークレートでインパクト)

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(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

2,堀江翔太(日本・勤勉さと巧妙さ。アイルランドに勝利した際はスクラム、自陣での連続タックルが際立った)

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(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

3,カイル・シンクラー(イングランド・スクラムと突進。決勝の序盤に故障で退いたことでかえって存在感が際立つ)

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(写真:アフロ)

4,マロ・イトジェ(イングランド・タックルと接点での絡み)

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(写真:ロイター/アフロ)

5,アラン・ウィン・ジョーンズ(ウェールズ・タックル回数と接点での球出しを遅らせるクラッシュ)

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(写真:アフロ)

6,ピーター=ステフ・デュトイ(南アフリカ・相手を掴み上げ、相手に刺さる。身長2メートルにして自陣ゴール前でタックルとリロードを連続)

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(写真:アフロ)

7,サム・アンダーヒル(イングランド・強烈なタックルを打ち込みオールブラックスを苦しめる)

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(写真:アフロ)

8,ドゥウェイン・フェルミューレン(南アフリカ・強くてタフ。勝負所でジャッカルを繰り出す。バックローではアーディ・サヴェア=ニュージーランド、マコ・ブニポラ=イングランドもランナーとして出色)

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(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

9,ファフ・デクラーク(南アフリカ・ブラインドサイドから飛び出す防御、ミスマッチをえぐるラン…。好機や危機への嗅覚と球際へへばりつく執念、それをプレーに昇華するだけの身体能力が際立つ。事実上の大会MVPでは)

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(写真:アフロ)

10,オーウェン・ファレル(イングランド・インサイドセンターでもプレー。スペースへキック、パスを配しながら防御でも身体を張る。日本代表をはじめ複数のチームが考える「相手の司令塔にたくさんタックルをさせればよい」という発想は、この人に対してはあまり利かなそう)

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(写真:アフロ)

11,チェスリン・コルビ(南アフリカ・身長170センチでありながら空中戦に強い、人垣を加速力とステップですり抜ける)

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(写真:青木紘二/アフロスポーツ)

12,ダミアン・ディアリエンディ(南アフリカ・鋭い出足のタックルとジャッカル、問答無用の突破力)

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(写真:西村尚己/アフロスポーツ)

13,ジョナサン・デーヴィス(ウェールズ・相手をぐっと引き付けてフラットなパスを大外へ放つ。イングランドのマヌ・ツイランギのタックルも脅威)

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(写真:森田直樹/アフロスポーツ)

14,松島幸太朗(日本・フットワークときれでミスマッチのある個所を突破し、空中戦でも持ち前のばねを発揮。いつでも冷静)

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(写真:長田洋平/アフロスポーツ)

15,ボーデン・バレット(ニュージーランド・試合運びの意思決定を担いながら、持ち前の突破力を披露)

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(写真:アフロ)

 大会は南アフリカ代表がイングランド代表を破って優勝。試合後の表彰式でイングランド代表の一部選手がメダルの受け取りを拒否したことが、一部のファンやメディアから「ラグビー精神から離れている」と批判された様子だ。ただし、今回初めてラグビーに興味を持ったある視聴者に感想を聞けば「よっぽど悔しかったんだろうなぁ」。アスリートに過度な清廉性を求めることの危険性を学んだ。

ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

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