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超ハイレベルなコーチングスキルを身につける「8フレームアウトカム」徹底解説

横山信弘経営コラムニスト
(筆者作成)

■ハイレベルなコーチングスキルをどう身につけるのか?

私が紹介する中で最もハイレベルのスキル、それがコーチングだ。コーチングはビジネスの世界でかなり普及していて、関心のあるビジネスパーソンはとても多いだろう。

私たちコンサルタントもコーチングスキルを求められることがある。目標達成のコミュニケーション技術として重要な役割を示すからだ。

そこで今回はコーチングの基本的な用語説明と、絶対に押さえておきたい三大原則。コーチングスキルを身につけるために有用な質問フレーム(8フレームアウトカム)も紹介する。これからコーチングを学びたい人、実践的なテクニックを知りたい人は、ぜひ最後まで読んでいただきたい。

<目次>
■ハイレベルなコーチングスキルをどう身につけるのか?
■コーチングスキルは天才だけが持つスキル?
■コーチに求められる4つのスキル
■クライアントに求められる4つの適性
■まずはコーチング「三原則」だけ押さえよう
■目標達成に導く「8フレームアウトカム」徹底解説
 (1)あなたのゴール(アウトカム)は何ですか?
 (2)ゴールが手に入ったらどのように分かりますか?
 (3)ゴールはいつ、どこで、誰と手に入れますか?
 (4)ゴールを手に入れたら、あなたの人間関係や周りの環境はどのように影響を受けますか?
 (5)ゴールを手に入れるために、あなたが既に持っているリソースは? 足りないリソースは?
 (6)現在ゴールを手に入れるのを止めているものは何ですか?
 (7)ゴールを手に入れることは、あなたにとってどのような意味がありますか?
 (8)まず何から始めますか? 具体的な行動プランは?
■「8フレームアウトカム」を使った私の事例

■コーチングスキルは天才だけが持つスキル?

それでは最初に、コーチとクライアントの用語説明をしたい。そのうえで、どのような人がコーチとして適性があるのか。どんな人がクライアントとして適しているのかについて述べていこう。

まずコーチだ。コーチの役割は、質問を通じてクライアントに自己洞察を促し、目標達成に向けた行動変容を促すことだ。主に「傾聴」と「質問」を使う。アドバイスを行わないことが、私たちコンサルタントと大きく異なる点である。

そのため、コンサルタントよりもはるかに高いコミュニケーション能力が求められる。たまに、お客様の話を聞いているだけで商品が売れてしまうと言うトップセールスがいる。天才的なコミュニケーション技術を使ってお客様をコーチングしているのだと思う。

しかしこのような才能がない人は、それなりの長期間しっかりとトレーニングを続けよう。そうすることで天才だけが持つコミュニケーションスキルを身につけることができるだろう。

■コーチに求められる4つのスキル

では、コーチに求められる具体的な特性とスキルについて言及しよう。主に4つ紹介する。

(1)高い共感力

コーチに求められる最も重要なスキルは「共感力」だ。相手の「今の感情」を認知し理解するスキルである。

私がNLP(神経言語プログラミング)を何年間も勉強していたときに繰り返し実施したトレーニングは、クライアントの眼球の動き、呼吸のリズム、体の姿勢等を洞察することだった。この能力は個人差が大きく、一朝一夕では身につかない人も多い。訓練だけではなく、多くの人とのセッションを通じて経験を積まない身につかないものだ。

正しい洞察力(キャリブレーションスキル)がなければ、相手の感情の揺れなどは分かりようがない。そのときの体調や気分によっても生理的反応は異なる。先入観でレッテルを張ってしまってはコーチングできない。だからコーチに求められる最も重要なスキルは「共感力」であろう。

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経営コラムニスト

企業の現場に入り、目標を「絶対達成」させるコンサルタント。最低でも目標を達成させる「予材管理」の理論を体系的に整理し、仕組みを構築した考案者として知られる。12年間で1000回以上の関連セミナーや講演、書籍やコラムを通じ「予材管理」の普及に力を注いできた。NTTドコモ、ソフトバンク、サントリーなどの大企業から中小企業にいたるまで、200社以上を支援した実績を持つ。最大のメディアは「メルマガ草創花伝」。4万人超の企業経営者、管理者が購読する。「絶対達成マインドのつくり方」「絶対達成バイブル」など「絶対達成」シリーズの著者であり、著書の多くは、中国、韓国、台湾で翻訳版が発売されている。

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