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カロリー減らせば痩せる?痩せるための科学的真実と意外な落とし穴

高稲達弥 (マッスルウォッチング)宅トレ専門200万人YouTuber
よくあるダイエットの質問に答えました

消費カロリー>摂取カロリー=痩せる?

視聴者さんからの質問

・摂取カロリーを消費カロリーより下げれば誰でも痩せますよね?

・痩せるにはカロリー収支だけ考えるべきで間違いないですよね?

・カロリー収支がプラスなのに体重が減ったという話を聞きますが、嘘ですよね?


今日はこの3つについて詳しく解説します。

誰もが痩せるわけではない? 消費カロリーの真実

視聴者さん、鋭い質問ですね! カロリー収支はダイエットの基本原則ですが、実は奥深い真実があるんです。

Q.摂取カロリーを消費カロリーより下げれば誰でも痩せますよね?

A.はい、正しいです! 摂取カロリー<消費カロリーであれば、理論上は誰でも痩せます。

しかし、消費カロリーには個人差が大きく、見た目以上に複雑な要素が絡んでいます。

例えば、基礎代謝(寝ている間も消費するエネルギー)は、筋肉量が多いほど高くなります。筋肉量が多い人は、何もしていない状態でも多くのカロリーを消費するため、同じ食事量でも痩せやすいのです。

カロリー収支だけ? 意外な落とし穴

Q.痩せるにはカロリー収支だけ考えるべきで間違いないですよね?

A.半分正解です。確かにカロリー収支は重要ですが、それだけではありません。

食事内容: 同じカロリーでも、タンパク質と炭水化物では体への影響が異なります。タンパク質は筋肉量を維持し、代謝を上げるのに役立ちます。

運動: 運動はカロリー消費だけでなく、筋肉量を増やす効果も期待できます。筋肉量が増えると、基礎代謝が上がり、痩せやすい体質になります。

睡眠: 睡眠不足は食欲増進ホルモンの分泌を促進し、代謝を低下させます。十分な睡眠は、ダイエット成功のカギの一つです。

ストレス: ストレスは食欲増進ホルモンの分泌を促進し、代謝を低下させます。ストレスを上手に解消することも重要です。

カロリー収支プラスなのに痩せた? よくある勘違い

Q.カロリー収支がプラスなのに体重が減ったという話を聞きますが、嘘ですよね?

A.あり得ます! 以下の理由が考えられます。

水分:体重減少の全てが脂肪とは限りません。水分が減っただけの場合もあります。

測定誤差:体重計や体脂肪計の誤差も考えられます。

体組成の変化:筋肉量が増え、体脂肪量が減った場合、体重は変わらなくても見た目がスッキリ見えることがあります。

まとめ

カロリー収支はダイエットの基本ですが、唯一の決め手ではありません。

自分に合った方法を見つけることが、健康的にそして持続的に痩せるための鍵となります。

専門家として、あなたのダイエットを応援します!

宅トレ専門200万人YouTuber

200万人超YouTuber。パーソナルトレーナー歴17年。専門分野は自宅での効果的・効率的なエクササイズ。マッスルウォッチング株式会社 代表取締役。2007年よりYouTubeチャンネル「Muscle Watching」を運営。「美人はキレイな筋肉でできている(KADOKAWA)」など著書4冊。「サクッとエクササイズスタプラ」「おはよう朝日土曜日です」などTV出演多数。ViVi・CanCam・日経ヘルスなど雑誌掲載多数。

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