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突然の雨!濡れた洗濯物はどうしたらいい?洗濯のプロが洗い直しを推奨する2つの理由

平島利恵洗濯研究家

こんにちは、洗濯研究家の平島利恵です。
夏場、突然の雨で干していた洗濯物がびしょ濡れになってしまうこと、ありますよね?濡れてしまった洗濯物をそのまま干していませんか?実は、雨に濡れた洗濯物は、洗い直しが必要なんです。

雨に濡れた洗濯物は汚れている

1.空気中の汚れが付着している

雨には、チリ、ホコリ、排気ガスなどの空気中の汚れが含まれています。お住まいの環境によっては、土埃や海水の乾いた塩が含まれることもあります。

2.雑菌が繁殖している

生乾き臭の原因は、雑菌の繁殖によるものです。雑菌は濡れている時間が長いほど繁殖するため、雨に濡れて時間が経った洗濯物は雑菌繁殖の温床になっているかもしれません。

少しだけ濡れてしまった場合は?

雨が降ってきてすぐに取り込んだものの、少し濡れてしまった場合は、エアコンやサーキュレーターの風を当てて、早く乾かすように部屋干ししましょう。乾燥に時間がかかると、生乾き臭の原因になります

嫌なニオイを防ぐ!洗い直しの注意点

洗濯後なので、すすぎだけで良いと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、チリや雑菌のような汚れがついているため、洗剤を使って洗い直すことが大切です。
付いた汚れを落とさずにそのまま干し続けると、不衛生なだけでなく、嫌な生乾き臭も発生します。

1.早めに洗い直す

濡れたまま放置するのは絶対NG!
濡れたまま放置するのは絶対NG!

雨に濡れた洗濯物は汚れており、雑菌が繁殖している可能性が高いため、なるべく早く洗い直しましょう。濡れたまま長時間放置すると、さらに雑菌が繁殖する要因になります。

2.すすぎは2回以上

詰め込みすぎにも注意!
詰め込みすぎにも注意!

洗い直しの際、汚れをしっかりすすぐことが大切です。
必ずすすぎ2回以上で洗濯をしましょう。既に生乾き臭の嫌なニオイがしている時は、洗剤に酸素系漂白剤をプラスするのも効果的です。

3.なるべく早く乾かす

衣類同士はこぶし1つ分開けて、風通しよく
衣類同士はこぶし1つ分開けて、風通しよく

洗濯後は、なるべく早く洗濯槽から出し、乾かしましょう。乾燥機能がある場合は活用すると殺菌し、生乾き臭を予防できます。
部屋干しの際は、エアコンやサーキュレーターを活用し、なるべく早く乾くように干しましょう。生乾き臭を予防する部屋干しのコツも併せてご覧ください。

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洗濯研究家

2004年武庫川女子大学を卒業。株式会社リクルートに入社し、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国し、洗濯洗剤と布ナプキンプランド"Rinenna"を展開。現在、洗濯研究家として「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。クリーニング師。

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