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久留米ラーメンの名店の味を起源とする〈丸幸ラーメンセンター〉は、その歴史を継承する大型ドライブイン

RAMEN ANTENNAラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

丸幸ラーメンセンターのルーツは、福岡県久留米市で創業した「幸陽軒」。その歴史は古く、1952年に開業し、1日500杯以上売り上げる繁盛店だったそう。その後、1965年に佐賀県基山町に、大型ドライブインとして〈丸幸ラーメンセンター〉を開業。今年で59年という長い歴史と人気を誇る〈丸幸ラーメンセンター基山本店〉は、70年を超える久留米ラーメンの名店に育まれたその味を今もなお守り続けている。以前は、久留米店と基山店の2店舗体制だったけど、現在は〈丸幸ラーメンセンター基山本店〉のみになっている。

丸幸のスープは、豚骨100%の「白い豚骨スープ」で、超高圧の蒸気ボイラーで一気に炊き上げられ、無駄な時間をかけないため、豚骨特有の臭さもさほど無い。また、見た目は濃厚そうに見えても、あっさりとした味わいだから老若男女を問わず今もなお地元の方々に愛され続けている。オリジナルの麺は、豚骨のスープとよく絡む中細のストレート麺。専属の麺工場の熟練職人が、その日その日の天候や気温、湿度などで素材の配合を変えながら仕上げられているという。

さて、休日のこの日。鳥栖での用事があったため、その前の腹ごしらえで国道3号線沿いの〈丸幸ラーメンセンター基山本店〉へ訪問。お昼少し前の到着で、すでに何十人かの大行列。9時からの開店だから、やはりお昼は避けて早朝から向かうべきだったと少し後悔。それでもこの日は休日だったため、お客さんが多いのは想定済み。素直に行列の最後尾に並ぶ。席数の多さと配膳までの時間の短さも相まって回転はもの凄く早く、列がサクサクと進んでいき、おおよそ15 分ほどで最前列の券売機前に到着。

今回のお目当ては生卵入りの「特製ラーメン」と、美味しいと評判の「餃子」を発券。若干の待ちの後、右手の一角にあるテーブル席へ着席できた。待つことしばし、配膳されたのは「特製ラーメン」が先。この日はたまたまなのか、丼碗にナミナミ近くに注がれた、トロミのあるまろやかなスープは、ひと口啜るたびに旨みがジワリと押し寄せてきて、塩みもしっかりとあり、たまらない美味しさの一杯だ。その塩みのある豚骨のスープと中央の生卵が相性抜群で、大変いい仕事をしていただけて、あっと言う間に完飲完食。

ラーメンの配膳から少しして、熱々の焼きたて「餃子」も配膳された。途中ラーメンのお供につまみつつも、ごはんと一緒がきっと最高に決まってると思いながらもすべてを平らげ、大変美味しくいただきました。

人気は「特製ラーメン」と「満腹ラーメン」

ベーシックな「ラーメン」540円。麺1.5倍、チャーシュー4枚、メンマ入「満腹ラーメン」690円。麺1.5倍、生卵・チャーシュー4枚、メンマ入「満腹ラーメン生卵入り(特製ラーメンの大盛)」750円。今回注文したのが、生卵、チャーシュー4枚、メンマ入「特製ラーメン」650円。チャーシュー6枚、メンマ入「チャーシューメン」650円。ワンタン5個、チャーシュー3枚入、メンマ入「ワンタンメン」710円というラインナップ。

人気セットメニューは「ラーメン定食」

ラーメン、ミニサラダ、餃子4個、中めしがセットになった「ラーメン定食」890円も人気メニューの一つ。美味しい餃子と中めしが付いているの次回はこれにしよう。「替麺」120円、8個入りの「餃子」360円、「ゆでたまご」80円、ねぎ・メンマ・辛子たかな・きくらげは 「1皿(トッピング)」80円。のり4枚「1皿(トッピング)」100円、辛子メンマ・煮たまご「1皿(トッピング)」120円、チャーシュー5枚・ワンタン5個「1皿(トッピング)」200円。

めし類は、「小めし」120円、「中めし」150円、「大めし」200円、「かしわおにぎり2個入り」180円。サイドメニューは「焼めし」580円、「チャンポン」700円、「焼そば(パリパリ)」680円、「中華丼」700円、「ソース焼そば」700円という豊富なラインナップで、日々訪れる方々にも飽きのこさせないメニュー構成になっている。

丸幸ラーメンセンター基山本店
住所  :佐賀県三養基郡基山町小倉1642(国道3号線沿い)[地図
営業時間:09時00分~21時30分(L.O.21時00分)
定休日 :祝日を除く毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は翌水曜日)
駐車場 :専用駐車場あり(たくさんあります)

ラーメンアンテナ|福岡のラーメンを愛する地元民の一日一麺

福岡の片隅で日常食としてのラーメンを啜り続け、日々頭の中でグルグルとラーメンが廻っています。一日一麺、週間9麺、毎年450麺ほどを食べています。福岡の地元民が日々食べているラーメンをできるだけ多くの方に知っていただきたいという想いから肩肘張らない感度緩めな『ラーメンアンテナ』をお届けしています。少しでも福岡での麺活の参考になれば幸いです。〈 Horii Koji 〉

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