羽釜でガンガン炊き上げられた超濃厚な豚骨ラーメン《福岡の中心街・天神で人々を魅了する魂を込めた一杯》
2008年、福岡県福岡市東区の若宮の地で創業した初代「博多ラーメン けんのすけ」。そのお店を現在のご主人が継承し〈博多ラーメン 二代目けんのすけ〉として再スタートしたのが今から10年ほど前の2013年。その頃からすでに王道感のある本格的な濃厚豚骨ラーメンを美味しく食べられるお店として頭角をあらわし、ちょうど4年前、本店を九州・福岡の代表的な繁華街へと移転。〈博多ラーメン 二代目けんのすけ天神本店〉として、福岡市中央区の「天神」へ進出を果たした。今も変わらない濃厚な豚骨スープに磨きをかけながら、福岡の代表的な「濃厚豚骨ラーメン」の有名店の一つとなっている。
天神で濃厚な豚骨を食べたい時に訪れる
この日、久しぶりに天神に訪れたのは14時少し前。天神での用事を済ませ、どこのラーメンを食べるかを思案。この日の気分は濃厚豚骨。脂コッテリではなく、本格的な濃厚な豚骨ラーメンが食べたくなり、即座に〈二代目けんのすけ〉が頭に思い浮んだ。その勢いのまま歩いて天神の中心街へと向かう。周辺を眺めると天神エリアの再開発も日々進んでいることが窺え、仮囲いの取れた真新しい大型の商業ビルが姿を現していた。それらのビルを眺めつつ明治通りの路地裏に入ると、いつもの濃密な豚骨の香りが漂いはじめ〈二代目けんのすけ天神本店〉に近づいてきたのが分かる。
店先に到着し、店内をうかがうとピークタイムを外した時間ながら、ひと目で海外からの観光客だと分かる先客がテーブル席を埋め尽くしている状況。それでもカウンター席は空いているようなので店内に入り、左手にある券売機前に立つ。選択したのは、最上段左上の「味玉ラーメン」。食券をスタッフさんに手渡し、麺の硬さは「カタ」で注文。お一人様専用のカウンターの一番奥の席に腰を下ろした。
白い器に一際引き立つ本格的な濃厚豚骨
待つこと少々で配膳された一杯は、なぜかノーマルなラーメン。スタッフさんにお声がけして「味玉」を別皿で届けていただき、それを自らトッピングする。そしてその一杯を改めて眺めてみるとまずは見た目の違いから。以前は「黒」のラーメン丼碗だった器が、真逆の「白」へと変わっていた。
白に対してその濃厚さがはっきり分かる茶褐色の豚骨のスープがよく映える。配膳と同時に香り立つ個性的な逸品は、大きめのチャーシューにネギとキクラゲと海苔のデフォルトの具材に、キレイな味玉のコントラストが食欲をそそるひと品。
濃厚なスープをひと口啜ると豚骨本来の旨みや美味しさが直に伝わってくる本格派。しっかりとしたカエシの旨みも感じられると同時に脂感は控えめなので、とても飲みやすく、じっくり一杯を楽しめる仕上がりになっている。合わせる麺は歯切れのいいザクザクとした食感の博多ラーメンらしい細ストレート麺。濃厚な豚骨スープとの相性も抜群によく、麺自体もとても美味しい。
卓上のラーメン用にんにく醤油がおすすめ
さらに替玉の時や途中から味変したい時は、卓上に無料で置かれている「ラーメン用にんにく醤油」が最適解。少量をラーメンスープに入れると、ラーメンそのものの味わいが深くなり、輪郭のハッキリとした一杯に仕上がる感じで最高に楽しめる。
もちろん通常の「ラーメンのタレ」も卓上にあるのでそちらでもOKだけど、衝撃的な美味しさが加わる「ラーメン用にんにく醤油」を特におすすめしたいので、機会があればぜひ自分好みの味にアレンジしていただきたい。
晩酌に合うセットやおつまみ類も充実
いつでも飲んで食べてくつろげるお店〈二代目けんのすけ〉。この日もお昼遅めだったこともあり、テーブル席では観光の人々がいろいろなセットメニューやおつまみ類を楽しまれている様子だった。その中でも特に人気No.1で〈二代目けんのすけ〉名物の「天津飯」と「チャーハン」が出ているような印象だった。
さらにお得な「晩酌セット」は、ドリンク2杯+おつまみ1品(Aコース1,000円)、ドリンク2杯+おつまみ2品(Bコース1,500円)、ドリンク2杯+おつまみ2品+ラーメン1杯(Cコース2,000円)と、かなりお得なセットになっているので、観光や出張の方はもちろん、仕事終わりに、酒の肴とともに軽くビールなどを2杯飲みつつ、最後のシメに濃厚な豚骨ラーメンをいただくというのも最高の楽しみ。近くにお越しの際は、ぜひお試しください。
博多ラーメン 二代目けんのすけ天神本店
住所 :福岡県福岡市中央区天神1丁目13-13[地図]
営業時間:11時00分~翌0時30分
定休日 :不定休
駐車場 :専用駐車場なし、近隣に有料駐車場あり
要確認 :二代目けんのすけ(※公式サイト)