Yahoo!ニュース

【名古屋駅】発売は品川駅開業から。車窓食堂「品川名物 貝づくし」5種類の貝を1度に味わえる名物駅弁

土庄雄平愛知深掘りライター(名古屋市)

名古屋で駅弁を手がけている「ジェイアール東海パッセンジャーズ」さんが2022年10月にリリースした新ブランド・車窓食堂。車窓から眺める景色と、その沿線で味わえる味覚をコンセプトにしたお弁当が人気を誇っています。

今回は、ハマグリ、アサリ、イタヤガイ、シジミ、ホタテガイと複数の貝をひとつの駅弁で味わえる「品川名物 貝づくし」ご紹介します。

パッケージはこちら。やはり車窓食堂さんの駅弁は、旅情の感じられるイラストになっており、お弁当を開ける前から楽しいですね。

そんな品川貝づくしですが、かなり歴史のあるお弁当。実は、2003年10月の東海道新幹線品川駅の開業に合わせて開発されたという経緯があります。

昔から海と密接な関係があった品川という側面から、その土地柄を活かして「貝」がメイン食材に選ばれました。

お弁当を開けるとこの通り。ハマグリ、アサリ、イタヤガイ、シジミ、ホタテガイと5種類の貝が茶飯の上に敷き詰められています。

まさに貝尽くしという豪華な内容です。開けると同時に、鼻に押し寄せる貝の風味もたまりません...!!

また駅弁のスタンダードである玉子焼きや、煮物もしっかりと添えられています。

ボリュームだけでなく、お弁当に見られる工夫もポイント。どれも貝なので、食べ飽きないように貝ごとに味付けが変えられているのです

アサリは生姜、シジミは山椒を加えて煮ているほか、ホタテガイは醤油ベースのタレに漬け込んで焼かれています。ハマグリとイタヤガイは王道の醤油味です。

貝ごとにほのかに風味の変化もあって、ご飯がどんどん進んでいきます

中でも2個入っているホタテガイの食べ応えが抜群!下に敷かれている海苔と一緒に、磯の風味と甘辛い味付けを感じながら、ご飯をいただくのが最高です。

食べている途中に「これは...お酒が合いそうな駅弁!」だということに気づきました。(少し後悔)売店で購入される場合は、あらかじめお酒も見繕っておきましょう。

副菜の煮物と青菜漬け、玉子焼きもとても美味しいです。

煮物はホッと一息つける味わいで、青菜漬けは適度に塩辛く、ご飯の良いアクセントになってくれます。貝高菜ご飯にするのが美味しいです。玉子焼きはさすがの安定感!

品川駅開業当初から愛される名物駅弁「品川貝づくし」のお弁当。かつて名古屋では販売されていなかった時期もありますが、今では大人気のお弁当です。ぜひ名古屋駅に足を運んだ際には、手に取ってみてくださいね。

※上記の駅弁は名古屋駅のグランドキヨスクやデリカステーションなどで購入できます。

愛知深掘りライター(名古屋市)

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、愛知へUターンをして、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤務しながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。美味しい地元グルメを探しながら、名古屋市内の色彩豊かな自然を愛でるのがルーチン。 ※12月18日からLINEにて土庄雄平「名古屋深掘りチャンネル」配信スタート!毎週月曜日の10時にお届けします。名古屋のグルメから週末おでかけ情報、ディープなスポットまで盛りだくさん。ぜひ登録してくださいね♪(記事内のリンクは、Yahoo!ニュース エキスパートとの取り組みで特別に設置しています。)

土庄雄平の最近の記事