汚れ・ニオイ・黒ずみを解消する!縦型洗濯機の【おすすめ設定】
洗濯研究家の平島 利恵です。
洗濯の際にコースや時間を変更していますか?
「自動コース」で洗濯していて、ニオイ、汚れ残り、タオルの黒ずみなどに悩んでいる方は、設定を見直すだけで驚くほど汚れ落ちが変わるんです!
「自動コース」だけではもったいない、縦型洗濯機のおすすめ設定を紹介します。
汚れ落ちに差が出る!おすすめの設定
【洗い】11分以上
洗いの時間は、最低でも7分以上!これより短いと汚れをしっかり落とすことができず、ニオイや汚れが蓄積してしまいます。
【すすぎ】2回(泥汚れ・ニオイが酷い時は+注水)
衣類は、洗いの工程で出た”洗剤と汚れが混ざった汚染水”の中に浸かっています。
水を入れ替えることで、この汚染水を薄め、落とすのがすすぎです。
すすぎ1回でOKの洗剤でも、すすぎは2回に設定しましょう。
特に柔軟剤を使う方は必ず2回以上で、汚れをしっかりと落としてから使用しないと、汚れを引き寄せ、黒ずみや生乾き臭の原因となってしまいます。
【脱水】基本は6分、おしゃれ着1分
脱水は、衣類への負担の大きい工程です。普段着であれば6分、おしゃれ着は1分に設定します。
脱水1分で衣類に水が多く残っている時は、バスタオルに包んで、水分を移しとります。
洗濯が無駄になる、やりがちな間違い5選
洗濯機の設定を変えることで、汚れ落ちは大きく変わります。
でも、そもそも間違った洗濯をしていると、汚れが落ちないどころか、衣類の蓄積汚れやニオイを招く原因に。
洗濯の「落ちない」「臭う」「黒ずむ」といった悩みは仕方ないことではありません。
必ず原因(間違い)があるので、この機会に見直してみましょう!
【間違い1】衣類の詰め込みすぎ
シワ・汚れ残り・蓄積汚れの大きな原因は詰め込みすぎによるものです。
衣類は洗濯槽の8割まで、槽のステンレスが5cm程見える量をMAXにします。
【間違い2】水量不足
洗濯の水量が増えると、洗濯槽の中で衣類が良く回り、衣類同士の摩擦を抑えながら洗濯ができます。
水量は洗濯物の重さに合わせて自動計算されます。軽い化繊の衣類や水をよく吸うバスタオルなどを洗濯すると、水量が足りないことがあるので 洗濯をスタートした後、水量を確認しましょう。
確認するのが面倒な方は、水量を多めに設定しておくと楽です。
【間違い3】どの衣類も一緒に洗濯する
おしゃれ着とそれ以外は分けて洗濯しましょう。
すべてまとめて同じコースで洗濯していると、デリケートなニットやおしゃれ着が傷み、服の寿命を短くしてしまいます。
おしゃれ着は中性洗剤を使い、おしゃれ着コースで洗濯しましょう。
【間違い4】洗濯物を洗濯槽に入れっぱなし
洗濯槽は洗濯カゴではありません。脱いだ衣類を洗濯槽に溜めていくと、洗濯槽に潜む雑菌・黒カビが衣類に残った皮脂・湿気の影響で繁殖し、生乾き臭や洗濯槽の黒カビの原因に。
また、洗濯後の濡れた洗濯物を洗濯槽に放置するのもNGです。
洗濯槽に長時間放置された洗濯物には雑菌が繁殖してしまいます。
洗濯後はすぐに洗濯機から出し、干しましょう。干し忘れた時は、残念ですが洗い直しが必要です。
【間違い5】シミ・泥がついたまま洗濯
シミはついてからの時間が汚れ落ちを左右します。ついてから24時間以内に正しく処理すれば、ほとんどのシミを落とすことができるんです。
洗濯機にかける前、シミに洗剤を塗布しておきましょう。ゴシゴシ擦り洗いをすると繊維を傷めるので、もみ洗いする際は優しく。
一度水洗いしてしまうと、汚れが落ちにくくなってしまうこともあるので注意が必要です。
洗濯槽洗浄も忘れずに!
清潔な洗濯槽は、洗濯の基本です。
洗濯槽が黒カビだらけでは、どんなに性能のいい洗濯機・洗剤で、丁寧に洗っていても、衣類に汚れが付着します。
洗濯槽洗浄は月に1度!目に見えない場所だからこそ、手入れを忘れずに行いましょう。
皆さんの洗濯の悩みが解消され、家事ストレスが軽減されると嬉しいです。
洗濯のお悩みがあれば、InstagramのDMからお気軽に相談くださいね!