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洗濯物が臭くなる原因はコレ!やりがちな4つのNG行動

平島利恵洗濯研究家

4児の母で洗濯研究家の平島 利恵です。
「洗濯機から出したばかりの衣類が臭う」「着ているうちにニオイが戻る」など、衣類の臭いで困ったことはありませんか?それは、やってしまいがちなNG行動が原因かもしれません!
明日からすぐに実践できる、洗濯物のニオイ対策をご紹介します。

嫌なニオイの原因は「雑菌」

そもそも、洗ったはずの衣類が何故臭うのでしょうか。
生乾きの嫌なニオイは、洗濯で落とし切れず、衣類に残った雑菌・カビの繁殖が原因です。
洗濯をしても、衣類の雑菌をゼロにすることはできません。
そして衣類は濡れた状態が続くと、雑菌が繁殖しやすくなります。

つまり、ニオイを防ぐためには、雑菌の繁殖を防ぐこと!
そのために大切なのは、衣類の湿度を下げ清潔に洗濯することです。

嫌なニオイの原因になる!4つのNG行動

洗濯物を洗濯槽に溜めている

ニオイを防ぐためには、脱いでから洗濯機に入れるまでの時間に、雑菌を繁殖させないことが大切です。
洗濯槽の中は湿度が高く、黒カビが繁殖しやすい場所です。
脱いだばかりの衣類には皮脂・汗の汚れや湿気が含まれているため、これらが一緒になると、洗濯前に衣類に雑菌が繁殖してしまいます。
脱いだ衣類は風通しの良いカゴに入れ、濡れているものは乾かしながら、汚れているものは分けて保管しましょう。

洗濯カゴは風通しの良く、カビの生えにくい、ワイヤー製・プラスチック製がおすすめ
洗濯カゴは風通しの良く、カビの生えにくい、ワイヤー製・プラスチック製がおすすめ

洗濯物の詰め込みすぎ

洗濯物を詰め込みすぎると、洗濯機の中で衣類を洗うことができず、汚れが蓄積してしまいます。洗濯の際は、衣類を8割程の量にとどめ、たっぷりの水で良く洗うようにしましょう。
特にドラム式洗濯機は、少量の水で洗濯するため、衣類量に注意が必要です。

ニオイを柔軟剤でごまかすのは逆効果
嫌なニオイがするからと、柔軟剤を規定量以上入れるのは絶対NG
柔軟剤はすすぎの最後の水に混ざり、そのまま脱水を行うため、規定量以上の柔軟剤を使用すると、余分な成分が衣類に蓄積し、雑菌繁殖の要因となってしまいます。
衣類のニオイは洗剤洗うことで、しっかり落としましょう。

すすぎの回数が1回

臭い・汚れを落とすという点で、すすぎは一番影響があると言っても過言ではありません。
洗濯槽の中で衣類は、汚れが溶け出た汚染水の中に浸かっています。この汚染水を、繊維からしっかり洗い流すことで、衣類が清潔に洗い上がります。
1回すすぎの洗剤が主流となっていますが、それをお使いの場合でも、衣類を清潔に洗うためにはすすぎは2回以上行いましょう。
特にお肌が弱いご家族や赤ちゃんがいるご家庭では、3回すすぎに設定し、洗剤成分と汚れを衣類か洗い流すことで、お肌への負担を減らすことができます。

お風呂の残り湯は使わない
お風呂の残り湯には、雑菌・皮脂などの汚れが含まれています。衣類を清潔に洗い上げるという点では、残り湯は使わないことをおすすめします。

乾かすまでに時間がかかる

衣類の雑菌繁殖を防ぐためには、すぐに乾かすことが大切です。
洗濯が終わった衣類はすぐに干しましょう。
この時、「風をあて」「湿度を下げる」ことがポイントです。衣類同士の間隔をあけ、風の通り道を作ってあげましょう。
ニオイが気になるものを干すときは、外干しも有効です。紫外線の殺菌効果で、雑菌の繁殖を抑えながら乾かすことができます。

それでも臭うのは洗濯槽が原因かも

カビだらけの洗濯槽では、どんなにいい洗剤を使っても清潔なお洗濯ができません
カビだらけの洗濯槽では、どんなにいい洗剤を使っても清潔なお洗濯ができません

どんなに気を付けて洗濯をしても、洗濯槽が汚れてカビだらけだと、洗濯槽からニオイが移ってしまいます。洗濯槽はどれだけ汚れているのか、目で確認することができないため、月に1度、専用クリーナーで掃除をしましょう。

また普段から、洗濯槽内部の湿度を下げ、カビや雑菌が繁殖を防ぐことも大切です。次の3つを意識すると、洗濯槽にカビが繁殖しにくくなりますよ!

  1. 洗濯が終わったら衣類をすぐに出す
  2. 洗濯時以外は蓋を開けて通気性をよくする
  3. 次の洗濯まで洗濯槽を空っぽにしておく

服から嫌なニオイがすると、誰かと会う時に気になってしまうものですよね。
嫌な服のニオイは、「正しく」「清潔に」お洗濯をすることで予防できます。
衣類のニオイが気になる方は、まず洗濯槽のお掃除から始めてみてくださいね!

洗濯研究家

2004年武庫川女子大学を卒業。株式会社リクルートに入社し、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置き洗剤の着想を得て帰国し、洗濯洗剤と布ナプキンプランド"Rinenna"を展開。現在、洗濯研究家として「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。クリーニング師。

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