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【東京】レオナルド・ダ・ヴィンチ『最後の晩餐』アフタヌーンティーが復活「メズム東京」

湯川カオル子旅・グルメ・温泉流浪人

レオナルド・ダ・ヴィンチの世界的な名画「最後の晩餐」をテーマしたアフタヌーンティー『Supper(サパー)』が、東京竹芝にあるホテル「メズム東京、オートグラフ コレクション」の16階にあるバー&ラウンジ「ウィスク」に再登場。2023年7月28日(金)までの、ドラマチックな体験です。

≪ラグジュアリーホテルでのアフタヌーンティー≫

メズム東京、オートグラフ コレクションは、2020年4月にオープンした、東京竹橋にあるラグジュアリーなホテルです。16階のバー&ラウンジからは、浜離宮恩賜庭園やベイエリア、東京スカイツリーなどが一望できます。

今回はホテルで行われた、プレス向け試食会を体験してきました。

「弟子のひとりが私を裏切る」。そうイエスが告白するドラマチックな瞬間を描いた、レオナルド・ダ・ヴィンチの名画『最後の晩餐』。イエスと、驚き動揺する12人の弟子たちの様子を、2021年にスイーツとセイボリーで表現して、大評判になったアフタヌーン エキシビジョンが再登場。スイーツで体験する午後の展覧会を、今回こそ満喫してみてください。

前菜は、ダ・ヴィンチの有名な「ウィトルウィウス的人体図」をオブラートにプリントしたモクテルと、生ハムを巻いたイタリアの棒状のパン「グリッシーニ」です。

ベジタリアンだったダ・ヴィンチに敬意を評し、モクテルは黄色野菜やマンゴー、パイナップルのジュースで、ホイップした卵白がフワフワの口当たりです。

≪イエスと12人の弟子を表現したスイーツとセイボリー≫

メニューでは、弟子たちがイエスの教えを広めた、中東やヨーロッパなどのお菓子や料理をアレンジした、スイーツとセイボリーをイラストで紹介。人物とスイーツの関係がわかりやすく書かれています。

最も左側の3人は、裏切りの話に驚いた様子。バルトロマイの故郷パレスチナの三角形のお菓子「ハマンタッシュ」と、遺骨がイタリヤに葬られている小ヤコブはイタリア・シチリア産のレモンを使ったシャーベット。そして漁師だったアンデレは、魚の形のミートパイで表現します。

金貨30枚の報酬でイエスを裏切るユダは、イエスの告白に身を固くしています。しかも積みあがった金貨のようなチョコサンド。これが誘惑に負けてしまう美味さです!

隣りのマリトッツォは、古代ローマ時代からあるお菓子で、ローマのサンピエトロ大聖堂にお墓があるペトロ(白い顎鬚の人物)を表現。

当のペトロはというと、ヨハネに「裏切り者は誰か知っているか?」と険しい表情で尋ねています。しかもその手にはナイフが!

弟子たちの中で最も若いヨハネは、その後聖母マリア(イエスのお母様)とともにトルコに移り住んだことから、トルコ風のケーキ「レバニ」で表現。

絵画では美青年として描かれることの多い人物で、かわいらしいレバニが似合います。

最後の晩餐の席で、イエスはパンを取りあげ「これがわたしの体である」、杯をもって「これがわたしの血である」と言ったのは有名なお話です。

イエスの時代のパンは丸い形をしていたことから「パン・ド・カンパーニュ(田舎風パン)」がイエスとして選ばれました。外はカリッ、中はもっちりして、チーズが入っています。ワイン風のモクテルとともに、味わってみましょう。

イエスに向かって表情豊かに訴えかけている3人は、左からトマス、ヤコブ、そして「裏切るのは私ではありません!」と訴えかけているようなヒリポ。

インド、スペイン、トルコで布教活動を行なったことから、それぞれの国の伝統菓子が並びます。

そして最後は「我らの中に裏切り者がいるのは本当だろうか」と相談しているような右端の三人。

左から、ローマの収税使だったマタイは、ローマ風の「四角いピザ」。ペトロとともに、サンピエトロ大聖堂に埋葬されているタダイは、イタリアを代表するスイーツ「ティラミス」で。そしてエジプトで布教をしたシモンは、エジプト風プリン「マハラベイヤ」です。

イエスの血を意味するワインは、誰もが飲めるようノンアルコールのモクテルです。それぞれ赤ワインと白ワインをイメージする味わいになっています。

このように、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた『最後の晩餐』からは、弟子が裏切るという爆弾発言を静かに伝えるイエスと、動揺する弟子たちの人間模様が描かれます。彼らが何を言っているのか想像しながら食べてみてはいかがでしょう。

彼らの生まれ育った土地や、布教した世界中の味を、「メズム東京、オートグラフ コレクション」で確かめてみてください。

メズム東京、オートグラフ コレクション バー&ラウンジ「ウィスク」
住所:東京都港区海岸1-10-30
提供期間:2023年7月28日(金)までの平日
提供時間:14時~/14時30分~/15時~/15時30分~ ※前日17時までに要予約
料金:¥5,800(税サ込)
詳細はこちらをご覧ください 公式ホームページ(外部リンク)
取材協力:メズム東京、オートグラフ コレクション

旅・グルメ・温泉流浪人

温泉にハマって全国を旅するようになって、2017年からは旅ライターをしています。ホテルなど宿泊施設の紹介や観光ガイド。グルメ記事では、アフタヌーンティーやカフェスイーツ、ホテルグルメもレポートします。特に草津温泉には今まで200泊以上。ガイドブックには載っていないレアな情報や、草津旅を満喫する方法もお知らせします。

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