地下鉄御陵駅から徒歩10分の琵琶湖疎水沿いにある「みささぎの森」で、2022年12月4日に「2022 秋のさとやまフェスタ in みささぎの森」が開催されます。2年ぶりに春にも開催されたのですが、今回は例年に近い規模で開催されます。

みささぎの森は、京都の自然を愛し山や川の水辺に生息する生き物の保全に務めているNPOビオトープネットワーク京都が活動拠点にされている森です。森といっても山の中で敷地内には川や池、竹林もあります。

NPOビオトープネットワーク京都は小学校でビオトープについて講演したり、第1・3土曜日は一般公開されていたりなど、20年以上活動をされています。

当日は、子供たちが自然と触れ合いながら遊べるコーナーが盛りだくさんで、和太鼓奏者の井上陽介氏らによる和太鼓演奏やダンスなども披露されます。

里山で収穫した野菜や果物・原木椎茸の販売やインド料理店RAJUの出店、里山の自然の素材を使ったスワッグとリースのワークショップ、竹おもちゃ作りなど子供だけでなく大人も楽しめる、盛りだくさんの内容になっています。

会場となる森の中の広場は鳥の声が聞こえ、のんびりと落ち着けるスペースです。

イベントに行かれる際には、里山なので歩きやすい運動靴やトレッキングシューズで行かれることをお勧めします。

広場の横には湧き水でできた池があります。夏にはモリアオガエルなどがいるのですが、今の時期はヤゴなどが冬眠を迎えています。

畑からは山科盆地が見えるのですが、天気の良い日は頂上の見晴台まで登るとあべのハルカスまで見えるのだそうです。

椎茸を原木で栽培されています。

時にはこんなに大きなものも採れることも。筆者も1ついただいたので、フライパンで丸ごと焼いて食べたのですが、まさに椎茸ステーキでした。とれたてジューシーで椎茸の味が濃厚でとてもおいしかったです。

森の中には竹林もあり、イベントで行われる竹筒ボーリングの材料もこちらで伐採されたものです。春にはタケノコの販売もされていて、近隣の方に好評なんだそうです。

レモンなども森の中に植樹されていて、レモンが大好きな筆者は目が釘付けになってしまいました。ブルーベリーなども植樹されていて、それらの果物や畑で採れた野菜なども販売されているそうです。

イベント前に伺ったため、普段通りの里山を拝見させていただいたのですが、山科とは思えないほど自然が豊かでした。スタッフの方たちも「一般公開の日でも、気軽に子供を連れて遊びに来てくださいね」と笑顔で言ってらしたのが印象的でした。

子供連れ・ペット同伴も歓迎のイベントなので、ぜひ家族と行ってみてくださいね。

【イベント情報】

「2022 秋の里山フェスタ イン みささぎの森」

開催地：みささぎの森　〒607-8423 京都府京都市山科区御陵大岩10

開催日時：2022年12月4日　10:00~15:00（小雨決行・荒天時中止）

主催：ビオトープネットワーク京都