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仕事も捗る! ワーケーション向きの「温泉付きビジネスホテル」5選

高橋一喜温泉ライター/編集者

温泉地でワーケーションをする「温泉ワーケーション」では、温泉付きのビジネスホテルも選択肢のひとつに入る。

ビジネスホテルが便利なのはアクセスがよいことと、Wi-Fi環境が整っていること。また、旅館の和室と違って、デスクやイスを使えるのも大きなメリット。宿泊料金がリーズナブルなのも魅力だ。

いまや温泉付きのビジネスホテルは珍しくはないが、湯の質は二の次になりがち。だが、わずかながら温泉旅館に引けを取らない源泉をもつビジネスホテルもある。

ワーケーションで滞在したい温泉付きのビジネスホテルを紹介しよう。

①ふく井ホテル(北海道)

帯広駅前にある老舗ビジネスホテル。駅前に立つと10軒ほどのビジネスホテルが目に入る激戦区で、温泉付きのホテルも複数あるが、「駅前唯一のかけ流し」を謳う。

実は帯広駅周辺は、温泉ツウにも評判なモール泉が湧くエリア。なかでも、宿泊者限定であるふく井ホテルの温泉は自家源泉で、鮮度の高いモール泉がどかどかとかけ流し。泡付きも見られる。この湯のためにわざわざ訪れる価値がある。

②はぎ苑 別館 The H(山形県)

長井市にある卯の花温泉「はぎ乃湯」に併設されたアパートメントタイプのホテル。ビジネスパーソンの短期・中期の出張ニーズを満たすために、部屋にはキッチンもついている。もちろん、温泉ワーケーションにも適している。肝心の温泉は黄色をおびたモール泉。露天風呂はかけ流しで、穴場ともいえる名湯。周囲は山や川など自然豊かである一方で、スーパーなどお店もそろっているので、長期滞在に向いている。

③ホテル1‐2‐3甲府・信玄温泉(山梨県)

中央道・甲府昭和ICから約10分、交通量の多い国道沿いの市街地に位置しながらも温泉が付いている。質の高いモール泉が勢いよくかけ流しにされているだけでも感動だが、湯船の数や設備も充実している。このエリアには、ほかにも「甲府昭和温泉ビジネスホテル」など温泉がすばらしいビジネスホテルが多く、温泉好きにも人気のエリアだ。ワーケーションをしながら周辺を湯めぐりするのも楽しい。

④ホテルエール(大分県)

別府湾に面したビジネス系ホテル。日本一の温泉都市である別府は、駅近のホテルの温泉も源泉かけ流しである。屋上の露天風呂は景色もすばらしい。別府には湯治宿から旅館、リゾート系ホテルまでワーケーションで利用したい宿がたくさんあるが、仕事もしっかりこなしたい人には、同ホテルを拠点に山ほどある温泉をめぐるのもおすすめ。ワーケーション向けのプランもあり。

⑤シルクイン鹿児島(鹿児島県)

鹿児島中央駅から徒歩5分の距離に位置するビジネスホテル。鹿児島中央駅周辺に投宿するときは必ずここと決めている。自家源泉の塩化物泉はかけ流し。周辺は飲食店やコンビニも充実していて便利。駅やバスターミナル、フェリー乗り場へのアクセスもよいので、同ホテルを拠点に他の温泉地に足を延ばしてもいいだろう。

高橋一喜|温泉ライター

386日かけて日本一周3016湯を踏破/これまでの温泉入湯数3800超/著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)/温泉ワーケーションを実行中/2021年1月東京から札幌へ移住/InstagramnoteTwitterなどで温泉情報を発信中

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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