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【手帳術】ひらめきを逃さないのは紙のメディアのメリット!そのために、手帳とは別にメモ帳を持ちましょう

舘神龍彦デジアナリスト・手帳評論家・歌手

 一瞬のひらめきを逃したくない。思いついたアイデアを確実に記録しておきたい。

 これは、ビジネスパーソンならば誰でも思っていることでしょう。

 そしてそのためには、絶対紙のメモ帳です。

 スマホでは遅すぎる。

 スマホでメモするためには、

 スタンバイから復帰→アプリ選択→記入モード選択→記入

 といくつもの手順を踏む必要があります。

 例外としては、iPhoneの「クイックメモ」機能、あるいはスタイラスに対応した一部のスマホでしょうか。

 それ以外のほとんどのスマホは、ひらめきをメモするのには不向きなのです。

手帳はメモには向いていない

 では、手帳ならばどうなのか。いっけん手帳でも良さそうです。

 パッと開いてすぐ記入できる点は、メモ帳と同じだからです。

 さてでは実際にメモするとしたらどうなのか。

 これは、実は向いていないかもです。

 手帳のメインは予定記入欄です。そのどこにアイデアをメモするかは実は難しい。

 巻末のノートページを使う手もあります。ですが、そもそもそんなにたくさんのページがついていない。ちょっとしたメモをするのに使っていたらあっという間になくなってしまいます。

 例外は、ノート部分が別冊になっている手帳ですね。

 代表的な例で言えば、能率手帳普及版1やジブン手帳でしょうか。

 ともあれ、手帳はメモには向いていないのです。

メモ帳の自由度と手軽さこそ、ひらめきをキャッチするのに最適

 そこでメモ帳です。

 何か思いついたらとりあえず、パッと開いてそのまま記入する。

 できればあとからでもいいので、タイトルと日付も記入をしておく。

 罫線も、方眼、横罫、ドット罫線など、記入面が比較的自由です。

 また、見開きの面が大きく使えます。A6サイズ(文庫サイズ)ならば、見開きにするとA5の面があります。

 これならば、何を書いても大丈夫。

 また、パッと開いた面を思い切り使えます。

 文字と図形、イラストの混在も自由です。

ひらめきをメモするのなら、メモ帳一択!

 なので、ひらめきをメモしたい人は、ぜひ紙のメモ帳を持ちましょう。

 すでに手帳を使っている人ならば、紙の自由度や素早さは実感していると思います。

 そしていつでもすぐにメモする環境を確保しましょう。

 そのためにメモ帳を一冊持ちましょう。

 メモ帳の活用については、こちらでも説明しています。

デジアナリスト・手帳評論家・歌手

デジアナリスト・手帳評論家・歌手。著書『手帳と日本人』(NHK出版新書)は週刊誌の書評欄総ナメ。日経新聞「あとがきのあと」登場ほか大学受験の問題に2回出題。『凄いiPhone手帳術』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)等著書多数。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「HelloWorld」(J-WAVE)はじめテレビ・ラジオ出演多数。講演等も。手帳ユーザーを集めた「手帳オフ」を2007年から開催する等トレンドセッター的存在。手帳活用の基本をまとめた「手帳音頭」をYouTubeで公開中。認知症対策プロダクト「おぼえている手帳」は経産省オレンジイノベーションプロジェクト事業採択。

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