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【手帳術】1時間の間にどんなことをするか?どんな順番でなにをするのか。これを考える事もまた手帳術です

舘神龍彦デジアナリスト・手帳評論家・歌手

 みなさま

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

 表題の件です。

1時間の間になにをするか

 とどのつまり、予定管理ツールの目的の一つは、これに尽きるかも知れません。
 1時間の間になにをするか。どういう順番でなにを準備し、どう行動するか。
 まず大まかな方針があり、次に具体的なやることがあります。

 たとえば、
 方針:パワーポイントの資料を作る
 具体的なやること:図のレイアウトを考えて実行。文言を考えて入力

 
 などです。
 このやることの中身は、仕事か否か、また仕事でないとしたら積極的な求刑なのかどうかなどでいろいろ変わってきます。 
 たとえば、昼寝が方針ならば、具体的なやることは、せいぜいどこで何十分寝るか、ぐらいになります。
 あるいは、読書ならどんな本をどれぐらい読み進めるのか、または読み進めるページ数は成り行き任せで良いのか、などです。

この積み重ねを時間ごとに考えて手帳に書く

 そして、1日の予定を立てるとは、こういう積み重ねです。1時間ごとに、またはもうちょっと細かな、大まかな区分ごとの時間をどう使うかを具体的にどうするのか。これを主体的に決めること。それが予定を立てることなのです。
 そして手帳はそのためのツールにすぎないのです。
 このことは、手帳の使い方の本には、当たり前すぎて書いていないことが多いです。
 ですが、これは手帳を使う上で最も重要なことの一つです。
 時間に対して、どれだけ積極的な姿勢、思考を持って取り組み、やるべきことを決めるか。そして実行するか。
 ダラダラとスマホを見ても、あるいは趣味に没頭しても、または読書に熱中しても、あるいはアニメを見ても、さらにはテレビや配信の映画・ドラマを見ても、1時間は1時間です。
 では、1時間をどう使うのか。どう使えば有意義だったり楽しかったり休息だったりになるのか。

 これを真剣に考える。そして予定記入欄に書き込む。主体的に考えてやる。
 実は手帳を使う上での最も根本的な行動がこれなのです。


デジアナリスト・手帳評論家・歌手

デジアナリスト・手帳評論家・歌手。著書『手帳と日本人』(NHK出版新書)は週刊誌の書評欄総ナメ。日経新聞「あとがきのあと」登場ほか大学受験の問題に2回出題。『凄いiPhone手帳術』(えい出版社)『システム手帳新入門!』(岩波書店)等著書多数。「マツコの知らない世界」(TBSテレビ)「HelloWorld」(J-WAVE)はじめテレビ・ラジオ出演多数。講演等も。手帳ユーザーを集めた「手帳オフ」を2007年から開催する等トレンドセッター的存在。手帳活用の基本をまとめた「手帳音頭」をYouTubeで公開中。認知症対策プロダクト「おぼえている手帳」は経産省オレンジイノベーションプロジェクト事業採択。

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